障がい者支援

障がいを診断名で判断せず、障がいのある社員が自らの特性や能力を十分に発揮して活躍できるように、「特別扱いはせず、必要な配慮を行う」ことをポリシーとして、幅広い活躍支援を行っています。

大成建設の取り組み

障がいのある社員一人ひとりに親身に向き合い、それぞれの特性に配慮した配属と必要なサポートに努めています。

  • 聴覚障がい

    音声文字化ツールの法人契約等をはじめとした各種情報保障を行っています。

  • 上下肢障がい、車いす利用者

    就業中の車いすの使用の有無や、高さ調整が可能なデスクの導入など、本人の意向を確認しています。

  • 精神・発達障がい

    診断名のみに依ることなく、個人の得意・不得意をヒアリングした上で担当業務を決めていきます。

安心して働くことのできるフォロー体制

本社・各支店に障がい者職業生活指導員を配置するほか、
臨床心理士、産業カウンセラー、ジョブコーチの有資格者が、業務上の困りごとに対応します。
また、障がいのある社員本人だけでなく、配属部門の上司とも個々に面談を実施し、
必要な情報共有を行うことで、安心して働くことのできるフォロー体制を整えています。

聴覚障がい者コミュニケーション支援

聴覚障がいのある社員が少しでも働きづらさを軽減できるよう各種情報保障を行っています。

社員への説明会の様子

音声文字化アプリの利用推進

会議や面談など、あらゆるシーンで活用できる音声文字化アプリの利用を推進しています。

大きなイベントでの情報保障

大規模災害対策訓練では、手話通訳士や音声文字化アプリを併用した防災セミナーを開催しました。入社式・内定式においては、出席者が手話を使えるかどうかを確認して、手話通訳士を配置しました。

手話通訳とアプリの併用にて開催

館内放送を文字化して配信

本社ビル内で流される館内放送と同じ内容の文面を、放送のタイミングに合わせて、文字情報として聴覚障がいのある社員へ配信しています。

その他取り組み

臨床心理士との面談

臨床心理士と人事部担当者がペアになり、
聴覚障がいのある社員・精神障がいのある社員本人(いずれも希望者)へ面談を行っています。
また、対象社員の上司にも個別に面談を行い、指導の仕方についてアドバイスしています。

障がい者雇用への理解を深める社内講習会の開催

障がい特性や合理的配慮の考え方などについて外部の講師を招いて学ぶセミナーを全社員向けにオンライン形式で実施しました。多くの参加者が視聴し、アーカイブ配信も行いました。
社員の障がい者雇用への関心が高いことがわかり、今後も関心・理解を深める研修を実施していきます。

執務環境への配慮(スライドドアへの変更)

執務室のドアの開閉が困難な方が負担なくスムーズに部屋の出入りができるよう、一部フロアについて社内の開き戸をスライドドアに変更しています。これにより、車いす利用者等の多くの方が快適に働ける職場環境を整えています。

社内相談窓口の開設

障がいのある社員と関係者が、外部の専門カウンセラーに合理的配慮などについて相談できる窓口を設けています。相談者が安心して相談できるよう、可能な限りプライバシーに配慮しています。必要により社内の健康管理センターやEAP相談室とも連携する取組みも行っています。

Pick up

パラアスリート社員への支援

大成建設では、パラスポーツで活躍する社員の仕事と選手活動との両立支援を行っています。パラアスリート社員が競技に情熱を注ぎながら、「大成建設の社員」としても「地図に残る仕事」を通じて社会に貢献したいという思いをサポートしています。

The Valuable 500 への加盟

大成建設は、障がい者が社会・ビジネス・経済における潜在的な価値を発揮できるような改革を起こすことを目的として世界500社のビジネスリーダーによって形成された世界的なネットワーク組織である「The Valuable 500」に参加しています。

大成建設の障がい者採用サイト

当社社員としてご活躍を希望される障がいのある学生等の採用活動を積極的に行っています。
障がい者採用サイトでは当社の障がいある社員のインタビューや障がい種別ごとの配慮体制等を掲載しています。
詳細につきましては下部のリンクからご覧ください。