燃料用作物「ジャイアントミスカンサス」を活用した熱供給実証が先進事例に選定
2026年2月25日
大成建設株式会社
大成建設株式会社(社長:相川善郎)は、北海道平取町で栽培した燃料用作物「ジャイアントミスカンサス」(以下、GM)をペレット化し、バイオマス燃料としてボイラーに使用して熱供給を行う実証試験※1の内容が、一般社団法人日本有機資源協会(JORA)が実施する、農林水産省令和7年補助事業「みどりの食料システム戦略推進総合対策 地域資源活用展開支援事業(2) バイオマス活用展開調査型」の「資源作物事例集」※2に選定されました。
GMとは、和名「オギススキ」に由来する安全な在来系統の多年草で、毎年安定的に生育・収穫が可能です。その高いレジリエンスにより、農作業負荷の軽減や荒廃農地の有効利用に寄与します。また、生育期を過ぎると黄金色に立ち枯れ、含水率が低下するため、発熱量の高い燃料作物として利用が可能です。
本実証では、GMを収穫後にペレット化することでエネルギー効率を高め、既存のペレットストーブやバイオマスボイラーでの利用を可能としました。これにより、地域内で完結する熱エネルギー供給が実現し、地産地消型エネルギーサプライチェーンの構築が期待されるとともに、さまざまな地域課題の解決に貢献できるものと考えています。
なお、株式会社農業開発(代表取締役:阿部貴典)※3は、本実証で得られた技術的知見を活かし、長野県中野市において自社ぶどうハウスの加温促成栽培でGMを活用する事業を開始しており、当社は技術協力を行っております。
今後、当社は、ジャイアントミスカンサスをはじめとする地域資源を活用したエネルギー技術の水平展開を進め、カーボンニュートラルの実現および地域課題の解決に貢献してまいります。
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燃料用作物「ジャイアントミスカンサス」をペレット化し熱供給実証を開始
https://www.taisei.co.jp/about_us/wn/2024/240315_9945.html - ※2
一般社団法人日本有機資源協会
https://www.jora.jp/news/29200/ - ※3
株式会社農業開発 エネルギー作物ジャイアントミスカンサス(オギススキ)の栽培開始
https://nou-kai.co.jp/archives/1617
実施概念図
