明治から昭和の初めに掛けて、厳しい気象条件や災害などの苦難の中にいる民衆を救済するために、卓越した土木技術を駆使した、青山士、宮本武之輔、八田與一という、3人の土木技術者と、その足跡を紹介する。
明治の新時代を迎えた日本は、流通・経済を支える鉄道や港湾、人命や財産を守る河川改修など近代国土の建設に邁進した。その近代化は世界史の奇跡と言われるほど短期間に成し遂げられたが、その陰には5人の先人たちの血の滲むような努力があった。
近代日本の夜明けにつくられた明治の西洋建築は、人びとに新しい時代の到来を告げる象徴であった。その明治建築をつくったのは、ジョサイア・コンドルの教えを受けて初めて日本人の建築家として産声をあげた四人の弟子たちであった。
明治維新以後、驚異的な速さで近代化を成し遂げた日本の産業史を、全国の近代化遺産と共に紹介する映画。激動の時代に日本各地で人々の暮らしと地域社会を支えてきた建造物の数々を通して、人間の営みと建設事業との深い接点を描いている。