「古平町複合施設 かなえーる」と「OKI本庄工場H1棟」が第2回SDGs建築賞『国土交通大臣賞』と『審査委員会奨励賞』を受賞
2025年2月13日
大成建設株式会社
大成建設株式会社(社長:相川善郎)が設計施工を担当した「古平町複合施設 かなえーる」(発注者:北海道古平郡古平町 2022年2月竣工)が第2回SDGs建築賞(旧サステナブル建築賞)※1国土交通大臣賞を受賞し、「OKI本庄工場H1棟」(発注者:沖電気工業株式会社 2022年4月竣工)が同賞審査委員会奨励賞を受賞しました。
SDGs建築賞は、建築として優れた作品であるとともに、建築の計画、生産、運用、廃棄というライフサイクル全体におけるSDGs達成に向けた顕著な取り組みに対して、その普及・推進が期待される建築物に贈られる賞です。
「古平町複合施設 かなえーる」は、年間で半分近くが雪に覆われる厳しい寒冷地に建設され、町の「次の100年」を支え、地球環境に優しく町民に長く愛されることを目指し建設されました。当社開発の様々な環境配慮技術を導入し、運用開始から2年連続で「Nearly ZEB※2」を達成しました。
「OKI本庄工場H1棟」は、沖電気工業株式会社が創業150周年に向け、同社の原点である「つながる」をコンセプトに建設された生産拠点です。木材等の地産材の積極的活用や建物のライフサイクルにおけるCO2排出量を削減しました。また、同建築物を国内初の評価指標「ZEF(NetZero Energy Factory)※3」と定義し、竣工後も当社は、発注者とともにエネルギーの監視・分析を行いながら、継続して効率的な運用を行っています。
当社は環境に配慮した社会の実現を目指し、今後も様々な省エネルギー技術の開発を進めるとともに、発注者のニーズに合致した持続可能な社会実現に向けた環境配慮型ビルの提案に積極的に取り組んでまいります。



- ※1
SDGs建築賞(旧サステナブル建築賞)ホームページ
https://www.ibecs.or.jp/sustainable/building/index.html - ※2
Nearly ZEB
建物のZEB化には、「省エネ量」と「創エネ量」により4段階のレベルが定義されており、年間のエネルギー消費量収支を基準値から75%以上削減した建物 - ※3
ZEF(NetZero Energy Factory)
生産施設でのZEBに代わる新たな評価指標として、生産エリアの空調や換気、照明も含めた「年間のエネルギー消費量の収支ゼロ」を目指す施設を対象とした、国内初の評価指標
https://www.taisei.co.jp/about_us/wn/2021/210514_8238.html