デジタルツインバース「T-Twin Verse」で石見銀山学習を実施
2024年12月9日
大成建設株式会社
大成建設株式会社(社長:相川善郎)は、島根県大田市の小学校において、石見銀山群言堂グループの株式会社石見銀山生活観光研究所(社長:松場忠)とともに、当社が開発した「T-Twin Verse※1」を活用し石見銀山学習を実施しました。
石見銀山学習では、「世界遺産、地域の遺産や日本遺産に親しみ、文化や歴史、人々の営みについての理解を深める学習活動を通して、自尊感情を育むとともに、人、社会、自然環境とのつながりから、自ら学び、考え、行動する力を育成する」(島根県大田市公式ホームページ※2から引用)ことを目的として、児童の身近にある世界遺産について、より深く学ぶ機会を提供しました。
授業は11月中旬から12月初旬にかけて、大田市立川合小学校をはじめとした計6校の小学校で実施され、「T-Twin Verse」で再現された大田市大森町の歴史的な町並み約1kmの仮想空間を探索しながら、地域の文化財や歴史に関するAIコンシェルジュとの対話を通じて、児童一人一人の興味に合わせた学習が進められました。「T-Twin Verse」を活用した石見銀山学習は、2027年度まで継続して実施する予定です。
今後も、当社は石見銀山地区に生活する人々や企業と連携し、世界遺産の歴史・文化や現地の声を取り入れた「T-Twin Verse」システムを構築し、大田市の地域活性化に貢献するとともに、この取り組みを日本の様々な地域へ対応・展開させていくことで、地方創生に貢献してまいります。
- 「石見銀山や大森町の歴史についてもっと知りたい」、「詳しく回答をしてくれるので使いやすい」、「AIが分かりやすく教えてくれて嬉しかった」(児童)
- 「子どもたちは大変意欲的に取り組んでいた」、「これまでの銀山学習をより深めていけるような時間になったのではないかと思う」(先生)
- ※1
T-Twin Verse(ティー・ツインバース):現実空間を仮想空間に再現し2つの空間内の情報をリアルタイムで相互連携させるデジタルツインバースシステム:https://www.taisei.co.jp/about_us/wn/2024/240626_9969.html
- ※2
島根県大田市公式ホームページ:
https://www.city.oda.lg.jp/ohda_city/city_organization/20/61/ohdaesd/4651