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「OKI本庄工場H1棟」が日建連表彰2024・第65回BCS賞を受賞

-生産エリアも含めたエネルギー評価指標「ZEF」を新たに構築し、運用時の取組みも含めて評価-

2024年9月13日
大成建設株式会社

 大成建設株式会社(社長:相川善郎)が設計・施工を担当した「OKI本庄工場H1棟」(発注者:沖電気工業株式会社 2022年4月竣工)が、日建連表彰2024 第65回BCS賞を受賞しました。
 この賞は、1960年(昭和35年)に創設され、わが国の良好な建築資産の創出を図り、文化の進展と地球環境保全を寄与することを目的に毎年、国内の優秀な建築作品に贈られる賞です。

 「OKI本庄工場H1棟」は、沖電気工業株式会社が、創業150周年に向け、「モノづくり基盤強化」を掲げ、同社の原点である「つながる」をコンセプトに、埼玉県にある本庄工場内に新たに構えた生産拠点です。木・土・絹などの地域の資源利用により発展してきた本庄の風土を活かし、地域に根ざした工場を目指しました。木質・木造化等による地産材の積極的活用、生産エリアの環境負荷低減に取り組み、建材調達から運用まで、建物のライフサイクルにおけるトータルのCO2排出量を削減しました。生産エリアの空調や換気、照明も含めた国内初の評価指標「ZEF(NetZero Energy Factory)」を定義し、建築主、設計者、施工者が三位一体となりカーボンニュートラル実現に向けた工場モデルを構築・実践し、竣工後も発注者とともにエネルギーの監視・分析を行いながら、継続して効率的な運用を行っていることが高く評価されました。

 当社は環境に配慮した社会の実現を目指し、今後も様々な省エネルギー技術の開発を進めるとともに、発注者のニーズに合致した省エネルギービルの提案に積極的に取り組んでまいります。

CLTパネルによるゆらぎの表情の北側外観
CLTパネルによるゆらぎの表情の北側外観
地場産材に包まれる北側エントランスホール
地場産材に包まれる北側エントランスホール

ZEFリリース https://www.taisei.co.jp/about_us/wn/2021/210514_8238.html
日建連表彰 BCS賞HP(日本建設業連合会) https://www.nikkenren.com/kenchiku/bcs/