令和6年度「科学技術分野の文部科学大臣表彰」の科学技術賞を受賞
2024年5月22日
大成建設株式会社
大成建設株式会社(社長:相川善郎)は、2020年度にシステム計測株式会社(会長:久保豊)と共同で開発・実用化した『機械式拡大掘削方式による大口径多段拡大場所打ち杭「T-EAGLE®杭工法」』で、この度、令和6年度「科学技術分野の文部科学大臣表彰」の 科学技術賞(開発部門)を受賞しました。
本表彰は、科学技術に関する研究開発、理解増進等において顕著な成果を収めた者について、その功績を讃えることにより、科学技術に携わる者の意欲の向上を図り、日本の科学技術水準の向上に寄与することを目的として、文部科学省が毎年実施しているものです※1。
今回受賞した「T-EAGLE®杭工法」は、構造物の重量を支持地盤に伝えるために設置する杭の中間部と先端部の杭径を大幅に拡大した大口径多段拡大場所打ちコンクリート杭工法※2※3です。本技術により、杭1本当たりの支持力および引抜き抵抗力を飛躍的に向上させることができ、高層化や長スパン化が進む建物を安全に支持しつつ、杭の施工日数、建設費、CO2排出量を低減することができます。
今後当社は、都市部で計画されている超高層建物の基礎工事に「T-EAGLE®杭工法」の提案・導入を積極的に進めてまいります。


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令和6年度科学技術分野の文部科学大臣表彰受賞者等を決定しました
https://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/mext_01364.html - ※2
T-EAGLE® 杭工法で評定を取得
https://www.taisei.co.jp/about_us/wn/2020/200729_4967.html - ※3
環境配慮コンクリートを適用した「T-EAGLE®杭工法」で技術認証を取得
https://www.taisei.co.jp/about_us/wn/2022/221124_9150.html