お知らせ

大成建設技術センターが国土交通省「優良緑地確保計画認定制度TSUNAG」に認定

-都市の中で豊かな自然と共生する緑地づくりを推進-

2025年10月24日
大成建設株式会社

 大成建設株式会社(社長:相川善郎)技術センター(神奈川県横浜市戸塚区)は、2025年10月に国土交通省の「優良緑地確保計画認定制度(TSUNAG:ツナグ)」※1に認定されました。1979年に現在の敷地に移転以来45年以上にわたり、敷地のうち約12,000m2を緑地として計画的に整備・継続管理し、地域特有の自然環境や生態系の保全への取り組みが評価されました。

 技術センターは、約36,000m2の敷地のうち、およそ三分の一にあたる約12,000m2を緑地として整備しています。周辺地域の宅地開発が進む中、都市の生態系保全、気候変動対策、そしてウェルビーイングの向上に向けた、緑地管理における先進的かつ持続可能な取り組みが高く評価され、認定されることとなりました。

 技術センターに整備された緑地の特長は以下のとおりです。

  • 生態系への配慮

    地域在来種主体の植栽設計と緑地整備、枯木の残置による生息場所の創出など、生態系に配慮した多様な生息環境を実現

  • 共生型の空間設計

    「自然と触れあえるエリア」や「生きものの生息を優先するエリア」などに区分整備し、人と自然が共生できる仕組みを取り入れた維持管理を実施

  • 最新環境技術の導入

    自然由来の浄化材を用いたビオトープ池を整備し、水質保全・生態系維持に寄与

 これらの取り組みにより、都市の中で豊かな自然と共生する緑地を創り出し、地域の生物多様性を維持するとともに、地域の人々に快適で心地よい生活環境(ウェルビーイング)を提供しています。

 当社は、グループ長期環境目標の「TAISEI Green Target 2050」に基づき、これからも自然との調和を重視し、持続可能で安心して過ごすことができるまちづくりを推進することにより、良質な社会資本の形成に取り組んでまいります。

 水質保全システムを導入したビオトープ池
水質保全システムを導入したビオトープ池
地域在来種を主とした緑地空間(エントランスロビー)
地域在来種を主とした緑地空間(エントランスロビー)
TSUNAGロゴマーク
TSUNAGロゴマーク
  1. ※1

    優良緑地確保計画認定制度(TSUNAG:ツナグ):
    国土交通省が、「まちづくりGX」の一環として、令和6年11月に施行された改正都市緑地法に基づき、優良緑地確保計画認定制度(TSUNAG:ツナグ)を創設。TSUNAGは、企業等による良質な緑地確保の取組を、気候変動対策・生物多様性の確保・ウェルビーイングの向上といった観点から、国土交通大臣が評価・認定する仕組み。