『ル・コルビュジエの旅-地中海から瀬戸内海へ-』
2025年8月5日
大成建設株式会社
大成建設株式会社(社長:相川善郎)は、2025年10月3日(金)から11月9日(日)までの期間、香川県高松市の高松シンボルタワー(シンボルタワー開発株式会社:社長 和田 茂明)にて『ル・コルビュジエの旅-地中海から瀬戸内海へ-』と題し展覧会を開催します。
当社は、20世紀を代表する建築家ル・コルビュジエの理念「人を幸せにする建築をつくる」に共感して、1990年よりル・コルビュジエの造形作品を収集し理念の普及に努めてまいりました。本展では、当社が協賛する「瀬戸内国際芸術祭2025」※1の秋会期に合わせ、ル・コルビュジエが愛した海との関わりをテーマにした作品を特別展示します。
本展の見どころは、ル・コルビュジエが終の棲家にした、地中海を見下ろす崖の上にあるカップ・マルタンの≪休暇小屋≫(図1)を原寸大フレームで再現した展示です。当社が開発した「T-WOOD® SPACE Light」※2を使用しており、ル・コルビュジエの設計思想に基づく「モデュロール」※3を用いた空間のスケールを実物大で体感できます。
絵画作品「二人の浴女と漁網(複製)」(図2)では、ル・コルビュジエが海辺で過ごした夏の日々を思い起こし、浜辺で見つけた石や貝殻、木の根などの有機的な形を絵画に巧みに取り入れています。女性像を題材に、海をテーマと融合させることで、自然の豊かさを体感できるイメージへと昇華させています。
この他にも建築模型や家具など、さまざまなコルビュジエ作品を展示します。海を愛したル・コルビュジエが瀬戸内海を旅していたとすると、海からインスピレーションを得て新たな創作に励んだことでしょう。海をテーマとした、ル・コルビュジエの創作活動の軌跡と想像の世界をぜひご覧ください。

| 【展覧会名】 | 『ル・コルビュジエの旅 ―地中海から瀬戸内海へ―』 |
|---|---|
| 【会期】 | 2025年10月3日(金)~ 11月9日(日) |
| 【開館時間】 | 11:30~20:00 会期中無休 |
| 【会 場】 | 高松シンボルタワー マリタイムプラザ高松2階(香川県高松市サンポート2-1) |
| 【主 催】 | 大成建設株式会社 |
| 【協力】 | 高松芸術港(シンボルタワー開発(株) (株)タナカヒサエオフィス (株)ブルードレス) ものつくり大学 藤原成曉設計室 香川大学 |
| 【後援】 | 高松市 (一社)香川県建築士会 在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ |
| 【入場料】 | 無料 |
| 【出品作品】 | 模型、絵画作品(複製)、映像、家具、パネルなど |
| 【チラシ】 | https://www.taisei.co.jp/about_us/wn/assets_cms/pdf/1057102.pdf[PDF:1.80MB] |
| 【アクセス】 |
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| 【イベント名】 | 学芸員によるギャラリートーク |
|---|---|
| 【日時】 |
|
| 【参加方法】 | 先着順(参加費・申込み不要) 展示会場入口にお集りください |
| 【実施方法】 | 会場内にて、担当学芸員が展覧会内容をご説明いたします |
- ※1
瀬戸内国際芸術祭2025
瀬戸内海の島々を舞台に、3年に1度、春・夏・秋の3つの会期で開催される現代アートの祭典。約100日間の会期中に国内外から約100万人が来場する日本を代表する国際的な芸術祭。
https://setouchi-artfest.jp/ - ※2
T-WOOD® SPACE Light
当社が独自に開発した、軽量な木質部材で構成されたユニットを、簡易な工法で接合できる小断面製材軸組構法。人力による運搬と施工が容易できることから、木材利用の推進と環境負荷低減にも寄与する。
https://www.taisei-design.jp/de/feature/wooden/technology/twood/light.html - ※3
モデュロール
ル・コルビュジエが作り出した独自の尺度。自然界の美しさの中にひそむ黄金比は人体にも共通すると考えられており、人体の寸法と黄金比を基に建造物の基準寸法の数列を導き出した。これらは人が生活するのにちょうどよい寸法となり、彼はこの尺度を自ら設計する建築に導入した。

