「祇園甲部歌舞練場」「九州工業大学 鳳龍会館」が第34回BELCA賞を受賞
2025年5月15日
大成建設株式会社
大成建設株式会社(社長:相川善郎)が改修工事の設計施工を担当した「祇園甲部歌舞練場」(所有者:八坂女紅場学園 1913年竣工、2022年改修)が第34回BELCA賞ベストリフォーム部門を受賞し、当社元施工の「九州工業大学 鳳龍会館」(所有者:国立大学法人九州工業大学 1960年竣工(元施工)、2008年改修)が、同賞ロングライフ部門を受賞しました。
BELCA賞は、1991年にビルのロングライフ化に寄与することを目的として設けられた、既存建築物に対する表彰制度です。優れた改修を実施した、もしくは長期にわたって適切な維持保全がなされた既存の建築物に贈られる賞であり、【ベストリフォーム部門】と【ロングライフ部門】の2部門があります。
「祇園甲部歌舞練場」は、150年の歴史をもつ舞踏公演「都をどり」の劇場・芸子・舞妓の稽古場として、1913年に建設された大規模木造建築です。改修工事では主に耐震性能の飛躍的向上・設備の更新を行いました。内装は既存内装部材の「活かし取り・再利用」を前提に内装解体が行われ、耐震補強後に元の場所に再取り付けを行うことで空間を復元しました。
「九州工業大学 鳳龍会館」は、清家清氏設計の名建築として知られ、2008年に内外装含め、ディテールに至るまで原設計の意図を忠実に再現した大規模改修を実施しました。対角線上の梁で組まれた正方形ユニットの既存躯体による大開口を最大限生かし、より透明感の高い空間を創出しました。
当社は将来を見据えて、脱炭素、資源循環、自然共生などの環境課題、及び地域の活性化や少子高齢化といった社会課題について事業を通じて解決し、レジリエントな社会づくりに取り組んでまいります。


BELCA賞HP(公益社団法人ロングライフビル推進協会): https://www.belca.or.jp/belcaprize/hyousyo/