リリース

米国ベンチャーキャピタルファンドへの出資

-ベンチャー企業との連携で新価値創造-

2025年4月22日
大成建設株式会社

 大成建設株式会社(代表取締役社長:相川善郎)は、米国マサチューセッツ州を拠点とするベンチャーキャピタル「MET Fund II GP LLC」をGP(ジェネラルパートナー)とするベンチャーキャピタルファンド「MET Fund II Ventures LP」に出資することを決定しました。

 同ファンドは、「Built Environment Transition※1:BET」の実現に向けて、気候変動・人口動態の変化・構築物(建物、インフラ)の老朽化への適応・エネルギー管理などの課題に対し、主にマサチューセッツ工科大学(MIT)から新しく生まれた建設や都市開発に関連した技術を保有するスタートアップ企業に投資を行うファンドです。

 この出資を通じて、「【TAISEI VISION 2030】および中期経営計画(2024-2026)」※2に掲げた新たなビジネスモデルの実現に向けた取り組みを強化します。この出資は、ベンチャー企業の持つ革新的なアイデアや技術を活用し、当社の将来の技術シーズを育成することなどを通じて、新たなビジネス領域への挑戦を図るものです。さらに、ベンチャーキャピタルのエコシステム※3との新規ネットワークを構築することで、ベンチャー企業とのオープンイノベーションによる技術開発の取り組みを加速させます。こうした取り組みを通じて、当社は持続可能な成長を実現し、社会に新たな価値創造を提供し続けます。

  1. ※1

    Built Environment Transition:BETとは、気候変動の未曾有の影響、科学や技術の革新的な進歩、広範な社会地理的変容によりもたらされる深遠な世界の再編を指し、これらの構造的変化の集合が、公私にわたる私たちの生活の場所や空間を根本的に再形成しているとされています。

  2. ※2

    【TAISEI VISION 2030】および中期経営計画(2024-2026)https://www.taisei.co.jp/ir/management-policy/plan/group.html

  3. ※3

    エコシステム:起業家とのネットワークや研究機関とのオープンイノベーション、資金の調達、法規制等、ベンチャー企業を取り巻く産業連携、循環システム。