GX建機に認定された25tフル電動ラフテレーンクレーンによる電動化施工を開始
2025年4月3日
大成建設株式会社
大成建設株式会社(社長:相川善郎)は、GX建機※1として初めて認定された25tフル電動ラフテレーンクレーン(タダノ社製、EVOLT eGR-250N、以下「本建機」)による電動化施工を開始しました。今後6年間にわたり当社建設工事の専属建設機械として本格導入していきます。
当社は、Taisei Green Target 2050※2で環境目標に掲げる脱炭素社会の実現に向けて、建設事業活動によるCO2排出量を実質ゼロとするゼロカーボン・コンストラクション※3の取り組みを2023年より開始しています。本建機は、その取り組みの一環として、当社が内宮運輸機工株式会社(社長:内宮昌利)とともに、環境省(経済産業省、国土交通省連携)の令和6年度「二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金(産業車両等の脱炭素化促進事業のうち、建設機械の電動化促進事業※4)」を活用して導入したGX建機です。
当社は、2025年2月から東京都内の土木工事現場に導入し、以降6年にわたり当社の様々な建設工事において利用することとしております。利用に際して、本建機の操作性や充放電に伴う電動建機の運用特性、CO2削減効果等を検証し、検証結果をGX建機の使用事業者として毎年度、JCMA(一般社団法人日本建設機械施工協会)※5に報告していきます。
当社は、今後も電動建機の効果的な活用を推進し、建設工事におけるCO2排出量削減に積極的に取り組んでまいります。

稼働場所 | 東京都内土木工事現場 |
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稼働開始 | 2025年2月25日~ |
使用建機 |
タダノ社製25tフル電動ラフテレーンクレーン EVOLT eGR-250N 【仕様】
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- ※1
GX建機:
建設施工現場における電動建機の普及を促進し、脱炭素化を図るため、国土交通省が創設した、GX建設機械認定制度の認定を受けた電動建機。
https://www.mlit.go.jp/report/press/kanbo08_hh_001022.html - ※2
Taisei Green Target 2050:
https://www.taisei-sx.jp/environment/tgt/vision.html - ※3
ゼロカーボン・コンストラクション:
当社が行う建設施工時における作業所でのCO2排出量をトータルで実質ゼロとする国内初の取り組み
先進的な取り組みとして、当社の一部作業所で実施中
https://www.taisei-techsolu.jp/solution/sol_environment/zcb/ - ※4
産業車両等の脱炭素化促進事業のうち、建設機械の電動化促進事業:
多様な地域・現場におけるGX建設機械を用いた施工のモデルケースを把握することで、今後のGX建設機械の普及拡大に資することに重点を置いた取り組み
https://jcmanet.or.jp/hojojigyo-top/hojojigyo/ - ※5
JCMA(一般社団法人日本建設機械施工協会):
令和6年度 環境省二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金(産業車両等の脱炭素化促進事業のうち、建設機械の電動化促進事業)に係る補助事業者
https://jcmanet.or.jp/hojo-jigyo/