大成建設と石垣市が「漂着プラスチックのアップサイクル利用促進に係る連携協定」を締結
2024年11月11日
大成建設株式会社
石垣市
大成建設株式会社(社長:相川善郎)と石垣市(市長:中山義隆)は、石垣島に漂着するプラスチックゴミ問題の課題解決及びサステナブルな社会の構築に貢献することを目的として、「漂着プラスチックのアップサイクル利用促進に係る連携協定」を締結しました。
石垣島は、広大な海に囲まれ、陸域・海域ともに貴重な野生動植物が多くみられ、世界でも有数の南国の豊かで美しい自然を形づくっています。その一方で、石垣市の主要産業である観光業はこれらの自然環境が基盤となっているにも関わらず、海洋漂着ゴミが年々増加しており、自然環境への悪影響を及ぼしています。このような環境課題を解決していくために、石垣市はSDGs未来都市の認証※1を受け、持続可能なまちづくりを推進しています。
また、2030年までに地域としてのあるべき姿として「自然と文化を愛し、想像する市民の創出(環境負荷の少ない社会資本の追求、文化保全)」や「連帯と協働の精神にささえられた意欲ある市民の創出(持続可能な経済活動の推進、資源の循環)」などを掲げています。
当社は、グループ長期環境目標「TAISEI Green Target 2050」において「循環型社会の実現」を目標のひとつに掲げており、事業活動や社会から発生する様々な副産物に新たな価値をプラスして資源の効率的・循環的な利用を実践するサーキュラーエコノミーの実現を目指しています※2。この取り組みのひとつとして、廃プラスチック等のアップサイクルを通じた建材利用の研究を行っており、この度、海洋漂着ゴミ問題の解決に向けた石垣市の取り組みに賛同し、協定を締結することとなりました。
本協定の実行にあたって、当社は石垣市のスタートアップ企業で、海洋漂着プラスチックのアップサイクル事業やアップサイクル製品のブランド化、ワークショップの企画・運営実績で知られる合同会社縄文企画(代表社員:田中秀典)※3と協働して以下の取り組みを進めていきます。
- 1
漂着プラスチックアップサイクル製品の製造・展示
漂着プラスチックアップサイクル製品(テーブル等)の企画・デザイン・製造を行い、石垣市役所や石垣市内各所での活用を検討します。 - 2
市民向けワークショップの開催
アップサイクル製品やゴミ問題に関するワークショップの開催を予定しています。 - 3
市民向けアップサイクル製品アンケート調査
石垣島への海洋漂着ゴミ問題についての意識調査を実施し、結果を基にアップサイクル製品の企画・製造・運用を検討します。
今後、当社と石垣市とは、連携による活動を通じて、〈いしがきの将来像〉「誰もが自分らしく幸せに暮らせる 持続可能な交流都市 いしがき」の実現とサステナブルな社会の構築に貢献してまいります。
- ※1
SDG’s未来都市の認証
https://www.city.ishigaki.okinawa.jp/soshiki/kikaku_seisaku/4/3/5142.html - ※2
循環型社会の実現に向けて(大成建設サステナビリティ)
https://www.taisei-sx.jp/environment/tgt/recycling.html - ※3
合同会社縄文企画
https://jomonkikaku.com/company
本件に関するお問い合わせ先
大成建設株式会社 社長室 コーポレート・コミュニケーション部 広報室
TEL:03-5381-5011
石垣市 市民保健部環境課
TEL:0980-82-1285