リリース
「安全アカデミー」を開講
-疑似体験による「危険体感」を現場の安全管理に活かす-
2024年2月5日
大成建設株式会社
大成建設株式会社(社長:相川善郎)は、現場管理経験の少ない従業員を対象に、建設現場で発生する可能性のある災害事例を疑似体験可能な「安全アカデミー」を開講(大成ロテック鴻巣研修センター内)いたしました。
当社では、労働災害の撲滅のためには、特に現場管理経験が少ない従業員の現場への危険意識を高めることが重要であると認識しています。「何が危険か」「どうなると危険な状態になるのか」を、疑似体験を通じて把握することで、建設現場での的確な安全管理と指導ができることを目的としています。
具体的に本アカデミーでは、「危険体感装置」や「VR(仮想現実)」を使った疑似災害体験、移動式クレーンやバックホウの実機を使用した危険疑似体験、グループワークなどを通じて日常の安全管理や指導に役立つ教育を行い、現場で「気づく」力を養います。
開講初年度は、2年目から4年目の現場配属の従業員を対象に約600人が受講する予定です。受講者は、現場の作業に近い状況をシミュレーションし危険を体感します。
当社は、作業員一人ひとりが安心して働ける環境づくりを最優先に考えており、本アカデミーの開講により、社員の危険感受性の向上や事故・災害の未然防止に取り組んでまいります。今後本アカデミーを、大成建設グループ会社の従業員や大成建設協力会社組織の安全衛生責任者を対象とした「技能者スキルアップ研修」にも活用する予定です。

【開催概要】
教場 | 大成ロテック(株)鴻巣研修センター |
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受講者 | 現場配属の若年社員、出向・派遣社員 |
開始時期 | 2024年1月22日より |
定員 | 40名/回 |
開催回数 | 15回/年 |
受講期間 | 2日間 |
【主なカリキュラム】
<10種類の装置による危険体感>
- 墜落災害、飛来・落下災害、機械関連災害、感電災害切れ・こすれ災害、ヒューマンエラー
<VR(仮想現実)による疑似体験>
- 5つの特定災害「墜落・転落」「飛来・落下」「機械関連」「崩壊・倒壊」「感電」のコンテンツを視聴
<移動式クレーン・バックホウの実機体験>
- 重機性能の限界やオペレータの視界等の特性を知り、安全装置の作動を体験
<その他>
- 外部専門家による安全講話
- AED救急・救命講習
- グループワーク 他