お知らせ

自動運転社会の到来で変わる「まちづくり」をリード

2024年1月24日
大成建設株式会社
株式会社ティアフォー

 大成建設株式会社(社長:相川善郎、以下「当社」)と、自動運転に必要なソフトウェア開発などに取り組む株式会社ティアフォー※1(以下「ティアフォー」)は、2020年より、自動運転社会の到来を見据え、技術的な協業や出資※2を通して新たな「まちづくり」を進めてきました。当社は、技術面で安全な自動走行のためのインフラ協調技術の開発と提供※3、社会受容面では自動運転の社会実装に向け、自動運転がもたらす「まちの付加価値向上」や「暮らしにおける新しい価値創出」を、これまで培ってきたまちづくりのノウハウを生かしてティアフォーと共にリードしていくことを目標としています。
 このたびティアフォーが当社の出資を通してNEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)の「ディープテック・スタートアップ支援事業」(DTSU支援事業)※4に採択されました。
 政府は、2025年度に50カ所、2027年度に100カ所以上での自動運転サービス展開を目標に掲げており、ティアフォーは、この目標実現に向けて全国各地で取り組みを進めています。
 当社とティアフォーは自動運転サービスの社会実装は、まちづくりから始まると考えており、建設業の当社と自動運転のティアフォーが協力してまちづくりに取り組み、自動運転社会の発展に貢献してまいります。

西新宿での自動運転サービス実証※5
トンネル内自動走行支援技術の提供
(インフラ協調技術)

<ティアフォー概要>

会社名:株式会社ティアフォー

本社所在地:愛知県名古屋市中村区名駅 1-1-3 名古屋大学オープンイノベーション拠点

代表者:創業者兼代表取締役社長CEO兼CTO 加藤真平

事業内容:自動運転システムの開発及びプラットフォーム事業

  1. ※1

    ティアフォー ホームページ:https://tier4.jp/

  2. ※2

    大成建設株式会社は、2023年6月に株式会社ティアフォーの第三者割当増資を引き受け。

  3. ※3

    トンネル内の壁面に、壁面とは反射強度の異なる特殊な塗料を塗布した反射体を設けることで自車位置推定を支援する技術など、自動運転サービスに寄与する様々な技術を提供します。

  4. ※4

    DTSU支援事業は、技術の確立や事業化・社会実装までに長期の研究開発と大規模な資金を要し、高いリスクを伴う一方で、国や世界全体で対処すべき経済社会課題の解決に貢献し得る革新的な技術の研究開発に取り組んでいる「ディープテック・スタートアップ」が対象。ティアフォーは、当社の出資と本事業の活用により、自動運転向けソフトウェア統合型電動化モジュールの技術開発を推進し、自動運転の技術発展への貢献と、自動運転社会の到来に向けた新たなインフラ技術開発及び各種ソリューション提供の加速を図ります。

  5. ※5

    西新宿自動運転タクシー実証
    https://www.taisei.co.jp/about_us/wn/assets_cms/pdf/2023062701.pdf