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外壁・窓で発電する外装システム「T-Green® Multi Solar」が環境省「令和5年度 気候変動アクション環境大臣表彰」の気候変動アクション大賞を受賞

2023年12月5日
大成建設株式会社

 大成建設株式会社(社長:相川善郎)と株式会社カネカ(社長:田中稔)が共同開発した「T-Green® Multi Solar」※1が、このたび令和5年度 気候変動アクション環境大臣表彰「気候変動アクション大賞」(開発・製品化部門/緩和分野)を受賞しました。

 本賞は「気候変動の緩和(温室効果ガスの排出抑制対策)」及び「気候変動への適応(気候変動の影響による被害の回避・軽減対策)」に顕著な功績のあった個人・団体をたたえるために行う表彰で、気候変動対策推進の一環として環境省が実施しています。

 カーボンニュートラル社会の実現に向け、多様な方法による再生可能エネルギーの導入と普及が進められているなか、メガソーラー設置に適した場所の減少や電力系統の制約などがあることから、発電した電力を同一施設内で利用する「地産地消」での効率的な太陽光発電設備と活用方法など新たな形態の構築が求められています。本システムは、断熱・遮熱による省エネ効果や、災害時に非常用電源として使用でき、建材ガラスの一種として新築だけでなく既築ビル等、様々な施設に導入が可能な製品です。

 今後当社とカネカは、既存建物のリニューアルに注力する一方で、マンションバルコニーへの適用拡大やカラーバリェーションの拡充など適用条件を多様化することで、さらなる普及を図ります。また、戸建て住宅やマンションのほか、多様な用途や設置場所に応じて本システムを積極的に提案し、建物のZEH・ZEB化への取り組みを通して、脱炭素社会の実現に貢献してまいります。

  1. ※1

    建物の外壁や窓を一体化させた太陽電池モジュールで発電する外装システム