全役職員へデジタルを浸透させるトレーニングプログラム「DXアカデミア」を開講
2023年10月25日
大成建設株式会社
大成建設株式会社(社長:相川善郎)は、全役職員向けデジタルトレーニングプログラム「DXアカデミア」を本日開講しました。
この「DXアカデミア」は、当社が進める3つのDX※1のうち「経営基盤のDX」を推進する取り組みの一環として生まれたプログラムです。中期経営計画の重点課題の一つである「DX により生産システムの変革と働き方改革を実現する」ため、 全役職員が DX 推進マインドを持ち、正しいデジタルの知見やスキルに基づいて日常業務を変革していくことを目的としています。加えて、受講者の意欲や適性に応じた多様な受講コースを用意することで、業務の生産性向上や新たな価値の創出を推進するDX人財の育成も目指します。
「DXアカデミア」の概要は次のとおりです。
- 1
受講者の意欲・適性・目指す姿に応じた3つのスキルレベルを設定
各レベルでの受講者の達成目標は以下の通りです。- ①
デジタルリテラシー獲得レベル(全役職員が目指す)
・デジタル活用による自身の業務の効率化を理解できる。
・DXやデジタル活用事例に関心を持ち、必要なツールを活用できる。 - ②
デジタル積極活用レベル(デジタルリテラシー獲得レベル修了者から希望者を募る)
・遂行すべき業務における課題に対してデジタル技術を活用した改善
(生産性向上や新たな付加価値創出)の可能性を考えることができる。
・ローコードツール※2等を活用し、自ら改善アイデアを実装できる。 - ③
DX推進レベル(デジタル積極活用レベル修了者から選抜する)
・社内組織の横断的な取り組みや各システムとの連携をリードし、デジタルを活用して事業、業務、企業文化の変革を実現できる。
- ①
- 2
デジタルスキル標準(DSS)※3に準拠した多様な受講コースを設定
各レベルに合わせて、受講コースを複数設定します。コース内容はPCなどに標準装備されている「Microsoft Office」の基本操作からビジネスアーキテクトやデータサイエンティストの演習まで多岐に渡ります。 - 3
アセスメント等
受講者の成績や取組姿勢を分析し、受講効果の「見える化」を図るとともに、各レベル修了時の「修了証」発行や総学習時間の順位付けにより、継続して学ぶ意欲を持ち続けることのできるプログラムとしています。
開講時はeラーニング形式の受講コースが中心となりますが、今後、対面での研修やアプリケーション開発プロジェクトへの参画など、実習形式の受講コースを順次設定し、プログラム全体の充実を図るとともに、将来的にはグループ会社や協力会社への展開も予定しております。
当社は今後も、DXによる生産システムの変革と働き方改革を実現するため、デジタルスキルや知見を向上させる人財育成に注力してまいります。
- ※1
当社が推進する3つのDX:
「生産プロセスのDX」、「経営基盤のDX」、「サービス・ソリューションのDX」 - ※2
ローコードツール:
高いコーディング知識や経験がなくてもアプリケーションを開発できるツール。 - ※3
デジタルスキル標準(DSS):
企業のDX推進における人材の重要性を踏まえ、個人の学習や企業の人材確保・育成の指針として、経済産業省及び独立行政法人情報処理推進機構が策定。全てのビジネスパーソンが身につけるべきスキルの標準である「DXリテラシー標準(DSS-L)」とDXを推進する人材の役割や習得すべきスキルの標準である「DX推進スキル標準(DSS-P)」の2種類がある。
- ※DX認定とは「情報処理の促進に関する法律」に基づき、「デジタルガバナンス・コード」の基本的事項に対応する企業を国が認定する制度です。