割岩無人化施工システム
「T - iROBO Breaker」を開発

がけ崩れで発生する巨岩を、短時間で安全・簡単に破壊

2015年10月2日
大成建設株式会社

 大成建設株式会社(社長:村田誉之)は、大雨や地震によるがけ崩れなどの土砂災害で生じる巨岩を、短時間で安全・簡単に運搬除去可能なサイズに破壊する無人化施工システム「T - iROBO Breaker」を開発しました。

 近年、台風の大型化などによる想定外の集中豪雨により各地で土砂災害の危険性が高まっています。この土砂災害は時として生活道路などを寸断するといった事態を引き起こすため、災害が発生した場合の復旧作業は、短時間でかつ安全に復旧作業を行うことが求められます。
 特に危険性の高い現場での作業は、人が建設機械を運転するのではなく、現場から離れた安全な場所の遠隔操作室内で、作業箇所に設置したカメラから送られてくる映像を見ながら、建設機械を操作する無人化施工が適用されます。しかし、従来の無人化施工では、作業箇所周辺に複数台のカメラが必要であり、カメラ映像による作業も遠近感が掴みにくい状況で実施するため、熟練度を要するといった課題がありました。
 そこで、大成建設はこのような課題を解決するため、危険個所での作業を『誰でも、安全・簡単に』実施することが可能な、新しい無人化施工システムを開発しました。
 当システムは、建設機械の操作者がスタートボタンを押すだけで割岩作業を行うことが可能なシステムであり、誰でも安全・簡単に操作可能な『次世代の無人化施工システム』です。

本技術の特徴は、以下の通りです。

  1. 1簡易な操作かつ短時間で安全な作業が可能
    操作者は遠隔操作室にて、建設機械に設置しているカメラから送られてくる映像を確認し、破壊したい岩を指定しスタートボタンを押すだけの簡易な操作で、建設機械自体が指定された岩までの距離を認識して割岩作業を行うので、危険個所での作業を短時間かつ安全に実施することが可能です。
  2. 2操作に熟練度が不要
    特別な技能や経験がなくても、誰にでも簡単に建設機械を操作することが可能です。

 今後は、このシステムを数多くの実施工に適用することで、技術の更なる高機能化、用途拡大を図り、がけ崩れ等に限らず様々な災害への対応にも、常に『誰でも、安全・簡単に』実施できる技術としての確立を目指します。

割岩無人化施工システム「T - iROBO Breaker」を開発
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