大成建設技術センター報第45号(2012)を掲載
2013年2月1日
大成建設技術センター報第45号(2012)を掲載しました。
2012年の7月初めに世界防災閣僚会議が東日本大震災の被災地である宮城県仙台市で開催され、「強靱な社会」を構築することが喫緊の課題であると確認されました。「強靱な社会」とは、自然災害に対する予防、減災、緊急対応、復旧、復興などのあらゆる備えができている社会であり、災害が発生した場合でも被害を最小化できる社会とされています。この「強靭な社会」は「resilient society」と英訳されています。「resilient(レジリエント)」とは、元々はバネやゴムの弾性復元力を意味しますが、これから派生して「病気、抑圧、不幸な状態からの速やかな回復」の意味でもあります。
本号の特集は、この言葉をキーワードに「レジリエントなまちづくりに応える技術」としました。災害に対して強靭で持続可能な社会を築くために、我々建設業が担うべき役割を果たすための最新の技術を紹介します。
特集のほかにも、「材料」、「構工法」、「防災」、「環境」および「ICT」の各分野における最新の研究開発成果を報告しています。