(仮称)本町四丁目プロジェクトにおける新築工事着工について

2022年11月15日
大成建設株式会社

 大成建設株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長 相川 善郎)は、大阪府大阪市中央区本町4丁目に所有している大阪第二有楽ビルの建て替えに伴い、隣接する学校法人相愛学園の体育施設等と一体的に建て替えを行う「(仮称)本町四丁目プロジェクト」の、新築工事に着手しましたのでお知らせ致します。本工事は、老朽化したオフィスビルの更新と、隣地の学校施設の更新を一つの複合建築物として建て替える共同化プロジェクトとなります。
 本願寺津村別院(通称:北御堂)に隣接する本計画地は、御堂筋本町北地区地区計画区域内に位置しており、大阪のシンボルストリートである御堂筋に面している建築物として、御堂筋デザインガイドライン(平成26年1月大阪市制定)において、「風格あるビジネスゾーンの形成」や「上質なにぎわいのあるまちなみの形成」等が求められている地区です。
 本プロジェクトは、約4,400坪の賃貸オフィスと学校の合築となる地上26階建ての高層棟と、約200室の都市型ホテルとなる地上14階建ての中層棟で構成される建物への建て替えとなります。大阪メトロ御堂筋線をはじめ四ツ橋線、大阪万博の開催地となる夢洲まで延伸が予定される中央線の結節点でもある「本町駅」直結の好立地にあり、グローバルビジネスの拠点としても、関西圏における観光の拠点としても高い交通利便性を有しています。
 施設内には、御堂筋のにぎわいを裏通りまで引込む貫通通路や、建物内部から御堂筋へ溢れ出す低層部でのにぎわい施設を整備することで、新たなにぎわいを形成すると共に、歴史ある街並みを継承しつつも、次世代の御堂筋に相応しい施設を目指します。

計画建物外観パース
計画建物外観パース

<本計画の特徴>

  1. 新たなにぎわい拠点と快適な歩行者ネットワークの実現
    • 計画建物の1階には、御堂筋からのにぎわいを引き込む東西貫通通路を軸として、店舗や地域イベント開催スペース等を配置することで、新たなにぎわいをもたらす空間を創出します。
    • 大阪メトロ「本町駅」改札に直結する地下1階から、施設内1階をバリアフリー化することで、地下鉄利用者の地上までのアクセスを改善します。
  2. グローバルなビジネス拠点として最適な環境を提供するオフィス
      • 高層棟10階~25階には約4,400坪(基準階面積約280坪)、最大4分割まで可能なオフィスを提供します。大小様々なテナントニーズに応えるとともに、整形で効率的なレイアウトが可能な専有部を有します。
      • 高層棟では免震構造を採用することで、安心安全な環境をワーカーに提供すると共に、防災備蓄品や最大72時間の非常用発電機を備えることにより、テナントの災害時の事業継続をサポートします。
  3. 御堂筋の多様性を広げる都市型キャンパス整備
      • 高層棟2階~8階は学校法人相愛学園の学校施設として、体育館やトレーニングルームの他、新たな教育の場としてアクティブラーニング機能を充実させた教室を設ける計画です。

建物概要

物件名称 (仮称)本町四丁目プロジェクト
所在地

大阪府大阪市中央区本町4丁目

敷地面積 約3,300m2
延床面積

約45,480m2

規模 地上26階、地下1階
構造形式 鉄骨造、RC積層構造、免震構造(高層棟)
用途 事務所・ホテル・学校、店舗
着工 2022年11月15日
竣工 2026年3月(予定)
事業主

大成建設株式会社、学校法人相愛学園

設計・施工者

大成建設株式会社

※今後の関係官庁との協議等により計画内容に変更が生じる場合があります。

位置図

用途構成

【お問い合わせ先】

大成建設株式会社 コーポレート・コミュニケーション部 広報室
電話 03(3348)1111(代表)