COP27における「ジャパン・パビリオン」へ出展

カーボンニュートラルに資する当社の保有技術を世界にアピール

2022年11月4日
大成建設株式会社

 大成建設株式会社(社長:相川善郎)は、2022年11月6日から11月18日、エジプトのシャルム・エル・シェイクで開催されるCOP27(国連気候変動枠組条約第27回締約国会議)に併設される「ジャパン・パビリオン※1」において、環境配慮コンクリート「T-eConcrete®/Carbon-Recycle」や建材一体型ガラス太陽光発電パネル「T-Green® Multi Solar」など、当社のカーボンニュートラルに資する保有技術を出展します。
 また、既存建物をZEBとしてリニューアルする「グリーン・リニューアルZEB」の取り組みも紹介します。
 今後も当社は、グループ企業とともに環境課題解決のための様々な技術やソリューションを、世界に向けてアピールしてまいります。

【展示内容】

1.「T-eConcrete®/Carbon-Recycle」

 セメントを全く使用せず、炭酸カルシウムなどCO2を吸収したカーボンリサイクル製品を、高炉スラグと特殊な反応剤を用いて固めます。
 コンクリート内部にCO2を固定することにより、CO2排出量(吸収・排出の収支)をマイナスにします。強度特性、施工性の指標となる流動性は普通コンクリートと同等で、特殊設備を設けずに通常の生コン工場で製造可能です。また、コンクリート内部の強アルカリ性を保持でき、鉄筋の腐食を防ぎ、鉄筋コンクリート構造物の耐久性を維持します。

2022110101.jpg

2.「T-Green® Multi Solar」

 「T-Green® Multi Solar」は当社と株式会社カネカが共同で開発したビルの外装を活用して太陽光発電を行うシステムです。
 都心部における中高層ビルなどは屋上が狭いため、一般的に太陽光発電パネルの設置場所が限られています。
 「T-Green® Multi Solar」は屋上などの水平面だけでなく、壁面や窓面などに設置可能で、太陽光が得られる垂直面でも発電できるシステムです。

2022110102.jpg
  1. ※1

    ジャパン・パビリオンとは、COP27において日本の環境技術力と気候変動への取り組みを世界に向けて発信するため、環境省が設置する展示ブースです。