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国内初 大規模商業施設でZEB Oriented認証を取得

建築物での物販店舗等のエリアを対象にZEBを実現

2022年6月2日
大成建設株式会社

 大成建設株式会社(社長:相川善郎)は、三井不動産が開発を推進し、現在当社が工事中の「三井ショッピングパーク ららぽーと堺」※1において、この度、「建築物省エネルギー性能表示制度(Building Energy-efficiency Labeling System、以下、BELSという。)」※2の最高ランクを獲得すると同時に、建築物での物販店舗等のエリアを対象に「ZEB Oriented」※3認証を大規模商業施設(延床面積5万平方メートル以上)※4において国内で初めて取得しました。

 国の施策では、2014年の「エネルギー基本計画」において、「2020年までに新築公共建築物等で、2030年までに新築建築物の平均でZEBの実現を目指す」という目標が示され、さらに2021年10月に閣議決定された「第6次エネルギー基本計画」においては「2030年度以降新築される住宅・建築物について、ZEH・ZEB水準の省エネルギー性能の確保を目指す」とされています。

 このような動向を踏まえ、当該工事では施設のZEB化を目標に、Low-E複層ガラス等の採用により、建物の遮熱断熱性を向上させたうえ、高効率空調機器を導入することで空調エネルギー負荷を削減しました。さらに、ガスコージェネレーション設備を利用して発電を行うとともに、その排熱を利用した高効率熱源機器を採用しました。
 その結果、一般の建物に比べ、建築物での物販店舗等のエリアを対象に設計一次エネルギー消費量の30%以上削減を達成し、BELSで5段階評価の最高ランクを獲得すると同時に、大規模商業施設として「ZEB Oriented」認証を国内で初めて取得しました。

 当社は、2014年から研究施設やオフィスビルなどでZEBを実現した建築物を建設し、その実績を重ねてきました。昨今、建築物のカーボンニュートラル化が重要度を増すなか、当施設のZEB化を実施設計段階で提案し、実現に向けて取り組んできました。
 今後、当社は、環境に配慮した社会の実現を目指し、様々な省エネルギー技術の開発を進めるとともに、発注者のニーズに合わせた建築物のZEB化について積極的に提案してまいります。

三井ショッピングパーク ららぽーと堺
三井ショッピングパーク ららぽーと堺
BELSでの「ZEB Oriented」認証を取得
BELSでの「ZEB Oriented」認証を取得
  1. ※1

    建物概要

    建物名称

    三井ショッピングパーク ららぽーと堺

    建設地

    大阪府堺市美原区黒山22番1

    階数

    地上3階

    発注者

    三井不動産株式会社

    施工

    大成建設株式会社関西支店

    基本設計

    株式会社石本建築事務所

    実施設計 大成建設株式会社一級建築士事務所
    延床面積 約143,600m2
    工期 2021年5月~2022年9月
  2. ※2

    BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)
    国土交通省が主導する建築物の省エネルギー性能に特化した、第三者による認証制度です。 国が定める計算方法に則りBEI(省エネルギー性能指標)値を算出し、その値によって5段階で☆の数が決定します。最高ランクの☆5の中でも更に省エネルギー性能に優れた建物がZEBとして認証されます。ZEBは、一次エネルギー消費量の削減状況により、ZEB 、Nearly ZEB、ZEB Ready、ZEB Orientedの4段階で判定されます。

  3. ※3

    ZEB Oriented
    ZEB Oriented認証とは、外皮の高性能化及び高効率な省エネルギー設備に加え、更なる省エネルギーの実現に向けた措置を講じた、延べ面積が1万平方メートル以上の建築物を対象とした認証制度です。判断基準としては、事務所、学校、工場などは40%以上の一次エネルギー消費量を削減すること、ホテル、病院、百貨店、飲食店、集会所などは30%以上の一次エネルギー消費量を削減することと定義されており、本施設はこの基準上百貨店に分類されます。本施設のZEB Oriented認証範囲は、商業棟の延床面積のうち、飲食店舗部分の面積を除いた「物販等」の範囲です。

  4. ※4

    一般社団法人住宅性能評価・表示協会で公表されているデータ(2022年3月31日現在)の商業施設(百貨店等)のうち、延床面積5万平方メートル以上の建物で国内初です。