新たな2030年グループ環境目標を策定

長期環境目標「TAISEI Green Target 2050」を改定

2022年2月25日
大成建設株式会社

 大成建設株式会社(社長:相川善郎)は、グループの長期環境目標「TAISEI Green Target 2050」の実現に向け、マイルストーンである2030年度の目標を新たに策定し、脱炭素に向けた取り組みを加速させることといたしました。

2030年グループ環境目標の策定

 大成建設グループは新たな環境目標として、2030年までに売上高あたりのCO2排出量を、2019年度比で事業活動によるCO2(スコープ1+2)では50%、事業活動に関連するCO2(スコープ3)では32%、それぞれ削減することを目指します。また、今後の事業規模の拡大を勘案して、CO2総排出量は、2019年度比で事業活動によるCO2(スコープ1+2)では40%、事業活動に関連するCO2(スコープ3)では20%、それぞれ削減することを目指します。

【2030年グループ環境目標】
2030年グループ環境目標
【スコープ1+2 CO2排出量削減目標】
スコープ1+2 CO2排出量削減目標
  1. ※1

    スコープ1+2:
    燃料の燃焼などによる直接排出および、電気・熱などの使用に伴う間接排出

  2. ※2

    スコープ3:
    スコープ1,2以外の間接排出(事業活動に関連する他社の排出)

  3. ※3

    BAU比:
    追加的な削減策を講じなかった場合のCO2排出量想定(BAU)と、削減策を講じた場合のCO2排出量想定との比較

2030年グループ環境目標の達成に向けた主な取組

  1. 1

    全グループ社員が参加して環境負荷低減効果のある技術や取組みを積極的に実施する「TSA(TAISEI Sustainable Action)」の推進(スコープ1+2排出量の削減)

  2. 2

    大成建設グループの電力消費量を賄うことを目的とした再生可能エネルギー電源の保有(スコープ2排出量の削減)

  3. 3

    お客様が建物を使用される際に発生するCO2を削減するためのZEB技術の向上や、建設資材のCO2削減を目指したカーボンリサイクル・コンクリートの展開等、お客様の環境負荷低減に貢献する施策の拡大(スコープ3排出量の削減)

長期環境目標「TAISEI Green Target 2050」の改定

 2030年グループ環境目標の策定に伴い、長期環境目標「TAISEI Green Target 2050」のマイルストーンである2030年度目標数値を改定します。
 「TAISEI Green Target 2050」で定める「脱炭素社会」「循環型社会」「自然共生社会」「安全が確保される社会」の4つの社会の実現に向けて、様々な社会課題への取り組みを強化することで、豊かな環境を次世代に引き継いでいくことを目指します。

 大成建設グループは、環境方針に「持続可能な環境配慮型社会の実現」を目指すことを定め、国連グローバル・コンパクトなど環境に関するイニシアチブを支持・尊重し、SDGsなどの課題解決に向けて様々なステークホルダーと連携した取り組みを展開してまいります。お客様をはじめとするバリューチェーン全体の脱炭素化に向けた課題解決につながるイノベーションを創出し、新たな価値を生みだすとともに、サステナブルでレジリエントな社会の実現を目指してまいります。