日本政策投資銀行(DBJ)とDBJ-対話型サステナビリティ・リンク・ローンの契約を締結
2021年12月24日
大成建設株式会社
大成建設株式会社(社長:相川善郎)は、株式会社日本政策投資銀行(社長:渡辺 一、以下「DBJ」という。)とDBJ-対話型サステナビリティ・リンク・ローン(以下「本ローン」という。)による融資契約を12月24日に締結しました。
本ローンは、Loan Market Association等が策定した「サステナビリティ・リンク・ローン原則」(以下「SLLP」という。)および環境省が策定した「グリーンローン及びサステナビリティ・リンク・ローンガイドライン」(以下「環境省ガイドライン」という。)に基づき、貸付人であるDBJが対話を通じて借入人のサステナビリティ経営の高度化に資する適切なキー・パフォーマンス・インディケーター(以下「KPI」という。)とサステナビリティ・パフォーマンス・ターゲット(以下「SPT」という。)の設定を支援するとともに、貸付期間中の定期的な対話によりSPTの達成に向けた伴走を行うものです。
KPI・SPTの設定にあたっては、当社が、中長期的に目指す姿「TAISEI VISION 2030」及び中期経営計画(2021-2023)において環境分野のフロントランナーを目指すとしていること、2050年環境目標「TAISEI Green Target 2050」において持続可能な環境配慮型社会の実現への貢献を掲げていること、また次世代高機能ZEBの開発・実用化などを通じてバリューチェーン(運用段階)への働きかけを進めるとしていることから、当社の環境目標の一項目である「当社設計施工案件の運用段階のCO2予測排出量削減率」を本ローンのKPI・SPTとしました。
KPI |
SPT |
当社設計施工案件の運用段階の |
2023年度削減率43% |
当社はグループ理念「人がいきいきとする環境を創造する」に基づき、今後とも「持続可能な環境配慮型社会の実現」に向けた取り組みを積極的に進めてまいります。
【内部レビューの実施について】
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内部レビューの選択
本ローンの実行に際し、サステナビリティ・リンク・ローン原則及び環境省ガイドラインへの適合性確認については、当社およびDBJ間で協議し、内部レビューを選択するに至りました。 - 2
SPTの概要
運用段階のCO2排出量削減に資する、ZEBを含む省エネ技術の建物の設計への適用状況を測る指標を設定しています。 - 3
SPTに関する内部専門性
当社は「人がいきいきとする環境を創造する」という「グループ理念」及び「大成スピリット」のもと、建設業を中核とした事業を通じてサステナビリティ課題の解決を図り、人々が豊かで文化的に暮らせるレジリエントな社会づくりに貢献することをサステナビリティの基本方針としています。
また、ESG全般に関する重要な方針や施策は「CSR委員会」での審議を経て、環境経営に関する基本方針や中長期目標の策定は「環境委員会」での審議を経て、取締役会で審議・決定されています。
- ※ 詳細は(株)日本政策投資銀行Webサイト
https://www.dbj.jp/topics/dbj_news/2021/html/20211224_203642.html にてご確認ください。