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伸縮自在、小型・軽量な鉄屑回収工具『磁取棒』を開発

ニーズに合った工具開発で現場の生産性を向上

2021年6月14日
大成建設株式会社

 大成建設株式会社(社長:相川善郎)は、新潟精機株式会社(社長:五十嵐利行)と共同で、伸縮機能を有する棒の先端に取り付けた強力マグネットで型枠内等に落ちた鉄屑を効率的に回収する軽量工具『磁取棒(じどりぼう)』を開発しました。

 建設現場の品質管理において、コンクリート打設前に不要な鉄屑が躯体に混入することは欠陥の原因となるため、「鉄屑回収」は重要かつ必要不可欠な作業です。そのため、躯体工事中に型枠内の小さな隙間に落ちた鉄屑回収が困難な場合には、組み上がった型枠を外すこともあり、打設前に鉄屑を効率的に回収する方法が求められていました。
 これまで、鉄屑回収を目的とした工具は複数市販されていますが、伸縮機能のある既製品は少なく、鉄屑を回収する先端マグネット部分が大きいため、密集した鉄筋の隙間に挿入できず、狭い場所での取扱いが困難でした。

 そこで、当社と新潟精機は、伸縮自在で小型・軽量な扱いやすい鉄屑回収工具『磁取棒』を開発しました。建設現場で発生する鉄屑は多種多様で、各々形状や重量が異なるため、回収する鉄屑の種類や利用状況に応じた品揃えを準備しました。
『磁取棒』の特徴は下記のとおりです。

  1. 1

    鉄屑の種類や利用状況に応じた3つのタイプを提供可能(写真1~2参照)

    表
  2. 2

    磁力をON/OFFする物理的な機構を採用(写真3~6参照)
    先端部分の強力マグネットを前後にスライドさせることで、磁力をON/OFFし、鉄屑を回収・解放する仕組みを採用しています。

 本製品は作業所で活用しながら改良を加えていき、今年度夏に新潟精機から一般向けに販売を予定しております。

 今後も両社は、現場特有の小さなニーズを掘り起こし、「現場で使える便利工具」を開発し、建設現場の「生産性向上」と「働き方改革」の実現に貢献してまいります。

写真1 手前から磁取棒1号 2号 3号-3種
写真1 手前から磁取棒1号 2号 3号-3種
写真2 左から磁取棒1号 2号 3号-3種
写真2 左から磁取棒1号 2号 3号-3種
写真3 磁取棒を鉄筋の隙間に挿入
写真3 磁取棒を鉄筋の隙間に挿入
写真4 鉄屑回収
写真4 鉄屑回収
写真5 手元グリップをスライド
写真5 手元グリップをスライド
写真6 磁力を解放、鉄屑をリリース
写真6 磁力を解放、鉄屑をリリース