シンガポール地下鉄・クロスアイランド線建設工事CR105工区を受注

都市鉄道MRT建設工事として初となる大口径のシールドマシン掘削

2021年4月23日
大成建設株式会社

 大成建設株式会社(社長:相川 善郎)は、シンガポール共和国の国内8路線目となる都市鉄道MRT(Mass Rapid Transit 以下、MRT)クロスアイランド線の第1期区間のうち、CR105工区(アビエーションパーク駅-ロヤン駅間のトンネル建設工事、延長約3.2km)を発注者であるシンガポール陸上交通庁(Land Transport Authority 以下、LTA)より受注いたしました。
 クロスアイランド線の第1期区間は、本島東側のアビエーションパーク地区から中部のブライトヒル地区までの29km全12駅の区間となり、2030年の開業を予定しております。
 本工事は、LTAのMRT建設工事として、初めて大口径のシールド掘削機を使用してトンネルを構築する工事で、2つの軌道が敷設される予定です。
 なお、MRTクロスアイランド線は、3期にわたって建設され、全体が完成するとMRT最長の全長50kmを超える地下路線となります。乗客数は数年で60万人/日に至り、将来的には100万人となる見込みで、当路線のうち半数近くの駅が他の路線との接続駅となるため、鉄道利用の利便性が高まります。
 当社は、これまで同国で施工してきた、MRTの東西線、環状線、ダウンタウン線、トムソン-東海岸線などの豊富な実績と、国内外のシールド工事より培われたノウハウ・経験を本工事に活かし、2030年の第1期区間開業に向けて、安全に工事を進めてまいります。

工事概要
工事名称 シンガポール地下鉄・クロスアイランド線建設工事CR105工区
施工場所 シンガポール東部
発注者 シンガポール政府 陸上交通庁(LTA)
基本設計者 ARUP社
施工者 大成建設・中国建築 JV
工事価格 約290億円(JV全体:税抜)
工事概要

地下鉄シールドトンネル延長 約3.2km
詳細設計・施工

情報元:陸上交通庁(LTA)
情報元:陸上交通庁(LTA)