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BEYOND 2030 「未来の姿」を目指して

“誰もがいきいきとする未来”の実現に向けた技術を検討

2020年10月19日
大成建設株式会社

 大成建設株式会社(社長:相川善郎)は、技術センターの若手・中堅研究員を中心に社内の様々な専門部署のメンバーや外部有識者も交え、建設業の枠に捉われない先端技術の開発・活用から、新事業の創出までを見据えた未来社会について検討を進めています。
 その成果として、この度、2030年の技術とその先の未来社会像を描いた5つのテーマを掲げ、人、モノ、コトのつながりから創出される「未来の姿」をまとめました。さらに“誰もがいきいきとする未来”を実現するため、進化する社会の構築に求められる技術を併せて開発しています。

 5つのテーマは以下の通りです。

5つのテーマ

【各テーマの概要】

「みらいの交通」:パーソナルモビリティと自動運転を支える交通インフラ

 今後、国内では、人口減少に伴い都市のコンパクト化が進むことが予測されます。みらいの交通は、コンパクト化した都市内や複数の都市間を結ぶ新たな交通網が建設され、人やモノが無人のパーソナルモビリティなどの自動運転車両により安全かつ自在に移動できます。また、新たな交通インフラを整備し、誰もが行きたい場所に自由に移動でき、どこにいても必要なものが、いつでも確実に手元に届くなどの、移動・輸送サービスを提供します。そこでは、自動運転車両の整備とともに、自然エネルギーを有効活用し、車両に無線給電・蓄電する技術の導入や、運転に必要な位置・サービス情報を道路から移動車両に伝送するなど、道路インフラの高度化技術を検証します。

コンパクト化した都市内・都市間を新たな交通インフラで各種情報を得ながら安全・自由に移動
コンパクト化した都市内・都市間を新たな交通インフラで各種情報を得ながら安全・自由に移動

「みらいの農場」:建設技術が生み出す、人と農業の新しいつながり

 みらいの農場は、単なる農作物の生産現場ではなく、研究開発から生産・加工・流通・体験までを行い、人と農業との新たなつながりを築く場となります。誰もが新鮮で安全な食材を手にするため、都市部では環境特性に合わせ、また郊外では自然災害などの影響を受けず、効率的に収穫できる農場インフラ(データ駆動型農業など)を導入します。
そこでは、農業のデータ化、スマート化を図るため、エネルギーや生産環境の制御技術、植物工場、自動化・ロボット化、CLTなどの木造技術、コンピュテーショナルデザインなどの関連技術を進化させ、農業の可能性を広げます。

人と農業との新たなつながりを築くデータ駆動型農業
人と農業との新たなつながりを築くデータ駆動型農業

「みらいのビル」:人、ロボット、ビルが築く新しいパートナーシップ

 未来のオフィスの役割は、コミュニケ―ションに特化した場となります。人、ロボット、そしてビルそのものが新しいパートナーシップを築き、豊かに暮らし、働くことができる空間を構築します。そこでは、各種センサーによるモニタリングや空調・照明設備制御、情報通信、セキュリティなどを進化させたAI・IoT技術と、自動化ロボット、用途別可変空間構築や新素材・新機能材料の適用など建設技術との融合を図ります。

人、ロボット、ビルのコラボレーションにより新たな空間を構築
人、ロボット、ビルのコラボレーションにより新たな空間を構築

「みらいの建設」:建設を通じた造り手と使い手の時空を超えたコミュニケーション

 みらいの交通、農場、ビルも、人々の生活を支え続ける社会の基盤です。私たちは、未来ではどのように技術が進化し施設が建設され、効率的に使い続けることができるかについて検討しています。人々の生活を支え、社会基盤となる構造物・建築物の建設では、現場という現実空間とデジタル上の仮想空間を結び、モノを造るとき、使うときなどあらゆる状況下で、造り手と使い手の時空を超えたコミュニケーションを可能とします。そこでは、飛躍的に進化させたデジタルツインなどAI・IoT技術や自動運転ロボット、3Dプリンタなどを活用してスマートな設計、施工・品質・維持管理、運用サービスを提供していきます。

現実空間と仮想空間を相互に連携してコミュニケーションを促進
現実空間と仮想空間を相互に連携してコミュニケーションを促進

「みらいの都市」:人、モノ、コトがつながり、進化し続ける社会を実現

 みらいの都市は、今までにご紹介した、みらいの交通、農場、ビル、建設の各種技術を結集したインフラや機能を備え、人、モノ、コトがつながり、誰もが、いきいきと暮らし、働く、豊かな生活の実現が可能となります。そこでは、高度なAI・IoT技術をはじめ、材料、構造、設計、施工、環境など現状の建設関連技術をさらに進化させた様々な先駆的な技術を活用して都市を構築します。

誰もが、いきいきと暮らし、働く、豊かな生活を実現する「みらいの都市」
誰もが、いきいきと暮らし、働く、豊かな生活を実現する「みらいの都市」

 これらの成果については、当社ホームページ(技術センターサイト)で順次紹介してまいります。(https://www.taisei-techsolu.jp/tech_center/topics/2030/
 今後、当社は、2030年の先を見据えた未来の実現に向け、既存要素技術の改善や機能拡張だけでなく、AI・IoT技術を基盤として、人、モノ、コトをつなげるコミュニケ―ションを促進する関連技術を連携・進化させ、さらなる「未来の姿」の追求と必要な技術開発に継続的に取り組んでまいります。

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  • コンピュテーショナルデザイン:
    建築・都市の構造環境性能についてBIM、センシング技術、シミュレーション技術等を組み合わせた先端デジタル技術を活用した設計