国内初 仮設作業所事務所としてZEB Ready 認証を取得

BELSの5段階評価の「最高ランク5☆」を獲得

2020年3月16日
大成建設株式会社

 大成建設株式会社(社長:村田誉之)は、この度、東京支店の赤坂中学校等整備工事作業所(東京都港区)と下高井戸調節池工事作業所(東京都杉並区)を、『先進的環境配慮型作業所事務所』として整備し、仮設作業所事務所としては国内初となる、建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)※1で、ZEB Ready※2認証を取得すると同時に5段階評価の最高ランクを獲得しました。

 当社は地球温暖化等の世界規模の環境問題に対し、『環境方針』や中長期目標として『TAISEI Green Target 2050』を掲げ、環境問題に対する取り組みを全社で推進しており、特に、ZEB(ゼロエネルギービルディング)の普及を積極的に展開しています。これまでに、テナントオフィスビルで国内初となるZEB Ready認証取得や、公共研究施設での国内初のNearly ZEB※3認証取得に携わるなどの豊富な実績に加え、自社施設においても、2014年に建設した研究施設(技術センター)にてZEB※4認証を取得、2016年に支店社屋(大成札幌ビル)にてリニューアルによるZEB Readyを実現しました。

 この度、さらにその取り組みを推進するため、国内初となる、仮設作業所事務所におけるZEB Readyの認証を取得しました。

 両作業所事務所においては、仮設建築物でありながら断熱性能の向上に加え、高効率な空調システム・LED照明・自然採光などの省エネ化技術を導入することで、標準的な建築物と比べて、一次エネルギー消費量を52%~54%削減しました。
 また、当社は魅力的な職場環境を実現する『TAISEI Creative Hub』の取り組みも併せて展開しています。本社ではクリエイティブメディアラウンジを計画しており、技術センターではオープンミーティングスペースを実現しました。その一環として、作業所で働く人達に魅力的な空間を提供する『ウェルネス作業所』を計画し、その取り組みを両作業所で実現しています。

今後、当社は『人がいきいきとする環境を創造する』というグループ理念のもと、環境に配慮した事業活動を推進することで、『持続可能な環境配慮社会の実現』を目指してまいります。

 赤坂中学校等整備工事 作業所事務所 外観
 下高井戸調節池工事 作業所事務所 外観
  1. ※1国土交通省が定めた、非住宅建築物を対象とした省エネルギー性能等に関する評価・表示を行う制度
  2. ※2再生可能エネルギーを除き、基準一次エネルギー消費量から50%以上の一次エネルギー消費量削減に適合した建築物
  3. ※3

    以下の①②のすべてに適合した建築物
    ①再生可能エネルギーを除き、基準一次エネルギー消費量から50%以上の削減
    ②再生可能エネルギーを含み、基準一次エネルギー消費量から75%以上100%未満の削減

  4. ※4再生可能エネルギーを除き、基準一次エネルギー消費量を50%以上削減した上で、年間の一次エネルギー消費量が正味ゼロまたはマイナスとなる建築物