働き方支援サービス「T-Workstyle Concierge」を開発

IoTとクラウドを活用し、利用者の多様な働き方をサポート

2020年2月13日
大成建設株式会社

 大成建設株式会社(社長:村田誉之)は、執務エリアの環境・位置情報と利用者の情報をあらかじめ設置したIoTセンサとクラウドサーバを使って取得・集約し、利用者の状況に応じてオフィス内の最適な執務エリアへ誘導するWEBサービス「T-Workstyle Concierge」を開発しました。

 近年、働き方改革の推進にともない、利用目的に応じて個人が自由に執務エリアを使い分けるABW(Activity Based Working)の概念に沿った働き方に注目が集まっています。しかし、このような働き方を実施するには、執務エリアの環境や空き具合など現地に行くまで分からない情報を利用者が事前に把握でき、スムーズな移動等を行えるような情報提供サービスなどの環境整備が必要となります。

 そこで、当社は、IoTセンサとクラウドサーバを活用して環境・位置情報と利用者の情報を取得・集約し、各個人にあったオフィス内の最適な執務エリアの情報を簡単な操作で提供でき、利用者の多様な働き方をサポートするWEBサービス「T-Workstyle Concierge」を開発しました。

 本サービスの特徴は以下のとおりです。

  1. 1

    各種情報をWEB化し、様々なサービスを提供
    温湿度や騒音値などの執務エリアの環境(環境情報)、空き状況や滞在時間(位置情報)、利用者の空間利用目的や環境の好み(利用者情報)をIoTセンサとクラウドサーバを活用して取得・集約し、スマートフォンなどの携帯端末で、どこからでも簡単に情報検索できます。また、取得した様々な情報を可視化、共有することができ、遠隔からのソフトウェア更新などのサポートも可能となります。

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    利用者に最適な執務エリアを提案
    環境情報と位置情報に、利用者個人の情報を掛け合わせることで、空間の利用目的や状況に応じた各利用者に最適な執務エリアを提案することが可能となります。

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    働き方の振り返りにより、業務を効率化
    各利用者がいつ、どの場所を、何時間程度利用したかなど、自身の働き方を分析できる機能を備えており、後日、業務効率化などのバックデータとして活用でき、生産性の向上につなげることが可能となります。

 今後、当社は、利用者の多様な働き方を支援するため、その状況に応じてオフィス内で最適な執務エリアを提供するツールとして、本WEBサービス「T-Workstyle Concierge」を積極的に顧客等へ提案してまいります。

図1 WEBサービスの概念図
図1 WEBサービスの概念図
図2 WEBサービス画面の一例
図2 WEBサービス画面の一例