大成建設のBIM規格を応用技術が「BooT.one」として提供開始

Autodesk Revitアドインパッケージ提供によりBIM生産性の改善を支援

2019年6月24日
大成建設株式会社
応用技術株式会社

 大成建設株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:村田誉之、以下、大成建設)と、応用技術株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長:船橋俊郎、以下、応用技術)は、Autodesk Revitユーザに向けたアドインパッケージ 「BooT.one」(ブート.ワン)を7月1日より提供開始します。

 「BooT.one」は大成建設が社内で蓄積してきた「BIM※1規格」のノウハウを応用技術の「to BIM※2」ブランドで提供するAutodesk Revit※3(以下 Revit)のアドインパッケージです。「BIM規格」は、コマンドツール、テンプレート、ファミリ、活用ガイドラインの4つのカテゴリの総称で、「BooT.one」はこれらをパッケージ化した商品です。

 BIMの普及が高まる昨今、各社のBIM標準化は、従来の2次元CADの成果物と同等の成果物を作成することが重要視されています。これはBIM本来の利点である整合性をもった情報生成を阻害する要因となっており、BIMの普及に影響を及ぼしています。一方、整合性を保った理想的な運用を目指す場合も、Revitのモデリングや設定の煩雑さが課題となり、利用者のスキルに依存する運用となっています。

 今回提供する「Boot.one」は、個人のスキルに依存することなく、同じルールで整合したBIMモデルと図面の作成を目的として、大成建設内で長年にわたって開発・運用されてきたノウハウを、広くRevitユーザに提供します。これによりRevitユーザの生産効率を大幅に向上することが可能になります。

最初のリリースでは56コマンド、2,800ファミリの提供から開始し、サブスクリプションユーザに対して定期的にアップデートを行うことで、提供コマンド数、ファミリ数を順次追加していく予定です。

 また、ユーザー間の活発なコミュニケーションの場を設け、「BooT.one」へのリクエストを積極的に収集し、製品に反映させることで、「BooT.one」がRevitユーザのデファクトスタンダードとなるよう提供していきます。

販売目標 初年度3億円(2019年12月)、翌年度10億円(関連業務含む)
出荷開始日 2019年7月1日
販売価格 180,000円/年から
販売チャネル

応用技術株式会社から直接販売(今後パートナー販売を開始予定)

セミナーなど

7月3日の東京を皮切りに、5日 大阪、10日 名古屋、17日 福岡、19日 札幌、
24日 東京、25日 新潟、26日 大阪にてセミナー開催予定
申し込みはこちらから https://tobim.net/seminar

  1. ※1BIM:
    Building Information Modelingの略
  2. ※2to BIM:
    応用技術のBIMソリューションブランド
  3. ※3Autodesk Revit:
    オートデスク株式会社の販売するBIMツール