水質保全システム『アクアトープ』が平成27年度資源循環技術・システム表彰奨励賞を受賞

2015年10月16日
大成建設株式会社

 この度、大成建設株式会社(社長:村田誉之)と日本植生株式会社(社長:柴田明典)が開発した水質保全システム「アクアトープ」が、一般社団法人産業環境管理協会が主催する平成27年度資源循環技術・システム表彰において奨励賞を受賞しました。

 本システムで用いる吸着材は、従来、廃棄物として処分されてきた缶コーヒーなどを製造するときに発生するコーヒー豆の抽出残渣を原料としています。これを特殊な製法で炭化することにより、従来難しかった富栄養化の原因となる硝酸イオンを効率的に吸着することを可能としました。この吸着材を用いて構築した本システムは、化学薬品を使うことなく水質を保全することで、都市部のビオトープ池などで良好な水質・景観と生態系保全を図ることができます。また、使用後の吸着材は周辺緑地への肥料としてリサイクル利用が可能です。

 大成建設は今後も、より豊かな水辺や緑地の創造を目指し、生態系に配慮した技術の開発を進めて参ります。

水質保全システム『アクアトープ』が平成27年度資源循環技術・システム表彰奨励賞を受賞
水質保全システム『アクアトープ』が平成27年度資源循環技術・システム表彰奨励賞を受賞