生物多様性簡易評価ツール『いきものコンシェルジュ』が2015年度グッドデザイン賞を受賞

2015年9月30日
大成建設株式会社

 大成建設株式会社(社長:村田誉之)が開発した生物多様性簡易評価ツール『いきものコンシェルジュ』がこの度、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する2015年度グッドデザイン賞を受賞しました。

 今回受賞した『いきものコンシェルジュ』は、生物多様性に配慮した施設計画を行うための簡易評価ツールで、一般的には成果の見えにくい生物多様性に配慮した緑地や水辺を創造することによって得られる効果を、訪れる生き物(鳥・蝶・トンボ)の飛来確率で予測します。クライアントと会話しながら、タブレットのアプリ画面に必要事項を入力し、短時間で公園や建物の緑地、水辺計画のケーススタディが可能となり、施設計画の初期段階で生物多様性を高めた最適な施設計画が策定できます。

 主催者側からは、「開発後の生物多様性の可能性をシミュレートするもので、クライアントと開発請負側両者の会話促進ツールでもあり、自然保護への啓発といった高い理念を開発プロセスに浸透させようとする挑戦的取り組みである」として評価され今回の受賞となりました。

 今後も大成建設は、生物多様な社会の実現に向け、この『いきものコンシェルジュ』を活用することによって、より豊かな緑地・水辺の創造を推進して参ります。

生物多様性簡易評価ツール『いきものコンシェルジュ』が2015年度グッドデザイン賞を受賞