ZEB実証棟で「平成26年度 地球温暖化防止活動 環境大臣表彰」を受賞

2014年12月4日
大成建設株式会社

 大成建設株式会社(社長:山内隆司)は、技術センター(横浜市戸塚区)内に建設した「ZEB実証棟」(ZEB:ゼロ・エネルギー・ビル、Zero Energy Building)で「平成26年度 地球温暖化防止活動 環境大臣表彰(対策技術先進導入部門)」を受賞しました。

 この表彰は、環境省が1998(平成10)年より地球温暖化の防止に顕著な功績のあった個人及び団体に対し行っているもので、当社は昨年(対策活動実践・普及部門:作業所のエコ活動)に続き2年連続(通算では4回目)の受賞となります。

 2014年5月に完成したZEB実証棟は、都市部における建物のゼロ・エネルギー化を目指した都市型ZEBのモデル建物であり、スマートコミュニティ創造にも寄与するパイロットビルです。新システムと従来技術の効率的な組み合わせにより省エネを図り、同じ大きさの一般的なオフィスビルに比べ、消費エネルギー量を75%削減する一方、太陽光発電による創エネを行う事で、年間を通してエネルギー収支ゼロを目指しています。
また、ZEB実証棟はこのような環境配慮対策が評価され、「BELS☆☆☆☆☆」※1や「LEED−NCプラチナ認証」※2等の最高位の評価を国内物件として初めて取得しました。

 大成建設は今後も「省エネから、ゼロエネへ。」をキャッチフレーズに都市型ZEBの普及に向けた技術の確立を進め、お客様のニーズに適した環境配慮ビルの提案に積極的に取り組んで行きます。

ZEB実証棟で「平成26年度 地球温暖化防止活動 環境大臣表彰」を受賞
  1. ※1BELS:
    2014 年4月に創設された省エネルギー性能に特化したラベリング制度。建築物省エネルギー性能表示制度(Building Energy-efficiency Labeling System)として☆〜☆☆☆☆の5段階に評価される。
    「BELS☆☆☆☆☆」は最高評価。
  2. ※2LEED:
    世界的に普及している米国グリーンビルディング協会が開発・運用している建築環境性能認証制度(Leadership in Energy and Environmental Design)として複数のカテゴリーがあり、標準〜プラチナの4段階に評価される。
    「LEED−NCプラチナ認証」は新築カテゴリーでの最高評価。