「カーボン・ディスクロージャー・プロジェクト2010」で国内首位を獲得

2010年10月22日
大成建設株式会社

 大成建設(株)(社長:山内隆司)は、CDP主催の時価総額上位500社の国内企業を対象とした調査で、情報公開度の国内企業最高評価を獲得いたしました。
CDP(カーボン・ディスクロージャー・プロジェクト)は、世界534社の金融機関(総資産額64兆米ドル)が連名で、世界の主要企業に対し環境活動の情報開示に関する質問を送り、その回答を分析・評価(100点満点)して投資家へ開示している非営利活動です。第8回を迎えた本年も全世界で4700社を超えた先進企業が対象となっており、そのうち日本企業は500社が対象となっております。
今年度からCDPにおける公表先進企業は評価点による開示となりましたが、当社は日本企業の最高点となる90点を獲得しました。
当社は、環境へのさまざまなニーズに迅速に対応し、総合力を発揮できる強い組織体制を構築するため、環境ビジネス関連機能を集約・統合した全社横断的組織「環境本部」を2009年10月に設置し、環境経営の推進・環境ビジネス戦略策定・環境提案・社外アライアンスの構築など、社内外への環境情報の開示やソリューション提供を実施してきました。
併せて、株式会社NTTデータ経営研究所の協力を得て、社内におけるカーボンディスクロージャー活動も実施しており、大成建設技術センター研究本館(横浜市戸塚区)及び大成札幌ビル(札幌市中央区)のエネルギー使用におけるCO2を、京都クレジットを使ったカーボンオフセットにより排出量ゼロにする「CO2排出量ゼロビルディングとゼロオフィス」を実現するとともに、社員が会社から排出権を購入できる仕組み「Taisei 1ton Club」を立ち上げるなどは、その一例です。
今回の「CDP2010」の評価は、当社が、急激に加速し始めた地球環境問題に対する社会の変化に対して、環境経営情報開示の透明性や環境ビジネスに関する積極的な取り組みへの評価であると考えます。
当社は、自然環境との調和の中で、安全・安心で魅力ある空間と豊かな価値の創出、次世代のための夢に溢れた社会を創るために、ステークホルダーの皆様とコミュニケーションを深め、本業を通じた環境課題への取り組みをさらに進めてまいります。

以上