1999年度 助成先団体一覧

団体名 地域
活動内容

自然環境 11件

西海国立公園五島地域パークボランティアあぶんぜ友の会 長崎県西海国立公園福江島
鐙瀬園海岸周辺の生物調査を四季を通して実施し、来園者への生態ガイドブックを作成する。これを自然体験学習等での利用に資する。
阿漕浦友の会(NPO) 三重県伊勢の海県立自然公園
絶滅の危機にあるハマボウの増殖・植栽を中心に、陸地性植物の除去、自生海浜植物の保護、植栽を行い、海浜花園をつくる。
富士山クラブ 静岡県・山梨県の富士山麓
地域の小中学生を対象に、青木ケ原樹海やブナ林など富士山麓でエコツアーを開催。豊かな生態系に対する理解を育てる。
町田歴環管理組合 東京都町田市
放棄され荒廃した谷戸田及び斜面林を在来の里山管理手法により環境を復元、維持する。と同時に地元文化を守り、継承する。
足摺宇和海国立公園大月地区自然保護ボランティア協議会 高知県尻貝海中公園
パークボランティアを中心としたダイバーによりサンゴを移植し、サンゴを食べる巻貝による被害地域のサンゴ群集の生態系の回復を図る。
エトピリカ保護基金 北海道厚岸道立自然公園霧多布
絶滅危惧種の海鳥エトピリカの若鳥を定着繁殖させるため、従来のデコイに加え親子の鳴き声の音声を発生する装置を設置。
(財)阿蘇グリーンストック 熊本県阿蘇郡
阿蘇外輪山下部の山林地帯の湧水に関し、現地調査等により植生図を作成。水資源を涵養する自然環境の保全整備計画をまとめる。
水辺を記録する会 千葉県富津市明鐘沖
サンゴ自生の北限、千葉県南西部の海中のサンゴの生息状況及び分布を年4回四季毎に潜水調査し、水中写真とビデオで記録。
エゾシカ協会 北海道網走、十勝、釧路、根室
生息数を管理し、もって他の野生動物との共生を図る。このときエゾシカ保護に使用する非鉛弾を普及させるための技術的検討。
(社)北海道野生生物保護公社 北海道阿寒郡、釧路市
負傷した稀少猛禽類シマフクロウ、オオタカを治療後に野生復帰させるため、自然環境に順応しやすい特別飼育ケージを設置、放鳥後生存率を高める。
真庭遺産研究会 岡山県真庭郡蒜山高原
蒜山高原の自然景観調査の結果から変化の現状把握、景観を保全しながら活用する地域システムを考えるワークショップ、シンポジウムを開催する。

歴史環境 11件

生活文化同人 長野県飯田市
無住の大平宿の伝統的建造物保全に関する実技セミナーを開催し、屋根、囲炉裏、建具等の補修作業技術の伝承を図る。
小諸市本町区街づくり推進協議会 街並み環境小委員会 長野県小諸市
本町区独自の歴史的商家の保存について調査し、住民と建築家が協力して保存活用のルールを作り、分りやすい冊子にして配布する。
[日本建築]セミナー ベトナム共和国ハノイ市
1992年より行われたホイアンの町並み保存技術指導の成果と今後について「ベトナム木造建築文化財保存越日フォーラム」を開催する。
鞆の浦 海の子 広島県福山市鞆町
鞆の浦の歴史的港湾施設を調査し、江戸期石工の高度な築港技術の解明と記録。資料を作成し、住民学習会、シンポジウムを開催する。
唐津HOPE研究会 佐賀県唐津市魚屋町
東木屋酒造(安政年間建築)と別邸(大正7年建築)の建物調査及び所有者、近隣古老のヒヤリング調査を行い、保存・活用を考える。
昭和のくらし博物館 東京都大田区南久が原
1951年築の小泉家は初期公庫住宅。状態も良好で昭和の庶民生活を残す貴重な資料館。現状調査と資料整備、報告書の作成。
日本アメニティ研究所 青森県黒石市
藩政時代の「こみせ」は、住宅や店舗の外側に設けられた木造アーケード。黒石市に残る「こみせ」再評価のための調査。
メキシコ国テウアカン市地震での歴史的建造物の被害研究会 メキシコ国プエブラ州周辺地域
日本・メキシコ両国の研究者による甚だしい地震被害に会った歴史的建造物の現地調査。データ収集と補修方法の研究報告書を作成。
関西木造住文化研究会 京都市上京区(西陣地域)
京都西陣地域をモデルに、街区の防災と木造伝統町家共存の保存再生手法の研究。実験住宅の記録、防災まちづくりの調査。
街・建築・文化再生集団(NPO) 群馬県松井田町、渋川町、伊勢崎市
埋もれた伝統的建造物や町並みを調査。再生・活用により地域の独自性を備えたまちづくりの提案の基礎を構築。
橋本の町と町家の研究会 和歌山県橋本市
紀ノ川舟運や高野山参詣で繁栄した旧橋本町の町家と付属屋の編年調査による建築史研究の資料作成。結果を報告書にして公開。