1996年度 助成先団体一覧

団体名 地域
活動内容

自然環境 9件

阿蘇地区パークボランティアの会 熊本県阿蘇郡
阿蘇の草原維持に重要な野焼き実習を諸団体と協力して行い、そこで得た知見を野焼き実施活動計画の策定に役立てる。
国際湿地保全連合日本委員会 中国秦皇市
東アジアのツル類の渡りルート上の国々の関係者を招聘し、ワークショップを開催する。併せて保全のための国際的ネットワークの構築を目指す。
新潟県野鳥愛護会 新潟県赤塚(佐潟)
「ラムサールシンポジウム新潟」−人と湿地と生きものたち−の開催。「佐潟」の意義と役割の問い直し。関係者間の情報交換。協力関係構築。
西表国立公園パークボランティア連絡会 沖縄県石垣市(西表島)
浦内川歩道(軍艦岩からカンビレーの滝)の自然を年間を通じて調査し、その情報を歩道利用者に提供。自然教育の場の機能向上を目指す。
竹富島集落景観保存調整委員会 沖縄県八重山市(竹富島)
外来種のギンネムの侵入により消失した茅場の再生及び茅を活用した伝統的建築様式の復元による島の集落景観の維持・回復。
(財)自然環境研究センター フィリピン
野生動物(ほ乳動物を中心とした)の調査と保全管理に関する研修を実施し、人材の育成を通じて当国の自然環境保全に貢献する。
尾瀬沼ビジターセンター運営協議会 福島県南会津郡
従来ニホンジカが生息しない日光国立公園尾瀬地域に目撃例が増加している。植生破壊や大量捕獲を回避するための生息状況調査。
(財)大阪みどりのトラスト協会 大阪府河内長野市
樹木の侵入により衰退してきている岩涌山頂カヤ原の保全管理計画を策定する。併せてトラスト運動の展開方法を検討する。
(財)本州四国連絡橋自然環境保全基金 岡山県玉野市
渋川海岸クロマツ林のマツクイムシ予防のため薬剤注入によるマツノザイセンチュウの防除法(時期、薬剤の残効性等)についての試験研究事業。

歴史環境 8件

(社)全国国宝重要文化財所有者連盟 全国(事務局・京都市)
文化財修理に必要な桧皮の安定供給をはかるための現況調査を行い、桧皮の確保、原皮師、桧皮葺師等技術者の育成をはかる。
今井町町並み保存会 奈良県橿原市今井町
重要伝統的建造物保存地区での町家の内部公開、展示会、ミニコンサート、軒下での六斎市等を行い、町並み保存の理解・啓蒙を図る。
函館からトラスト事務局 北海道函館市西部地区
下見板壁ペンキ塗り替えのボランティア活動等を通じて、元町末広町伝統的建造物保存地区を中心とする歴史的環境の保存を図って行く。
ベトナム・ホイアン町並み保存プロジェクト日本隊 ベトナム ダナン省ホイアン市
大航海時代の貿易港ホイアンには450軒に及ぶ古い商家が並ぶ。代表的建造物日本橋の修復の技術指導及び考古学・建築調査。
(社)高知県建築設計監理協会 高知県室戸市吉良川町
高知県内に唯一残存する歴史的建造物群である吉良川の商家群の景観保存活用計画と活用計画の作成。吉良川ニュースの発行。
日向市伝統的建造物保存修理研究会 宮崎県日向市
「苫屋・土蔵」保存修理基本計画策定に関する調査研究。現場技術者、工業高校の教師と生徒、建築史家、研究者の共同研究。
長岡造形大学文化財・建造物保存研究クラブ+白進会 新潟県中魚沼郡
白倉の茅葺集落と廃校になった小学校の保存と活用を考える。そのために住民の意識調査、建造物調査、公開報告会等を実施する。
高山市伝統的民家研究会 岐阜県高山市
高山市に残る伝統的民家の外観について塗装の面から各民家の時代変遷と現状を調査する。よって今後の手入れ管理面での手法を検討する。