フィリピン共和国・南北通勤鉄道事業CP01工区を受注

政府開発援助(ODA)のプロジェクトを推進し、フィリピン共和国の交通渋滞緩和に貢献

2019年5月24日
大成建設株式会社

 大成建設株式会社(社長:村田 誉之)は、フィリピン共和国においてすすめられている南北通勤鉄道事業(マニラ市ツツバン-ブラカン州マロロス間、総延長約38km)のうち、CP01工区(約21km)を発注者であるフィリピン運輸省(DOTr)より受注し、2019年5月20日に正式契約を締結いたしました。
 現在、同国では急速な経済発展と共にマニラ首都圏とその近郊の人口が急増し、人口密度が高まったことで、交通渋滞が深刻化しています。同国の国家経済開発庁の推計によると交通渋滞がもたらす経済損失は年間約25億ドルに達すると試算されており、交通インフラ整備は喫緊の課題となっています。
 本工事は、上記課題の解決を目指すために日本の政府開発援助(ODA)により実施されるプロジェクトです。当社は現地の大手ゼネコンDMCI社と共同企業体を組成し、マニラ首都圏から北部ブラカン州ボカウエまでの約21km区間に高架橋と6カ所の駅舎、車両基地などを建設します。
 当社は豊富な鉄道関連施設の施工実績によって培われたノウハウ・経験を本工事に活かし、マニラ首都圏の交通渋滞の緩和や通勤圏の拡大にむけて、当社がもつ高い技術力を提供してまいります。

【工事概要】

工事名称 南北通勤鉄道事業(第一期)CP01工区
施工場所 フィリピン共和国ルソン島マニラ首都圏よりブラカン州ボカウエ
発注者 フィリピン共和国運輸省(DOTr)
設計・監理者

オリエンタルコンサルタンツグローバル/片平エンジニアリング・インターナショナル/パシフィックコンサルタンツ/日本コンサルタンツ/トーニチコンサルタント JV

施工者 大成建設・DMCI JV 
工事価格 約1,100億円(JV全体:税抜)
全体工期 42ヵ月
工事概要

高架鉄道延長 約21km
6駅舎
車両基地

<完成予想イメージ>

完成予想イメージ
完成予想イメージ

<契約調印式の様子>

契約調印式の様子