民衆のために生きた土木技術者たち

解説

民衆のために生きた土木技術者たち

本作品は、平成13年に制作した「日本の近代土木を築いた人びと」の続編的な作品で、廣井勇(いさみ)の教え子である青山士(あきら)、宮本武之輔、八田與一(よいち)の活躍と足跡を描いています。

当時、最先端の土木技術を、厳しい気象条件や災害に苦しめられる民衆のために遺憾なく発揮した彼らの業績は今もなお、豊かで安心して暮らせる環境を私たちに与えてくれています。

登場人物

青山士(あきら)
日本人でただ一人パナマ運河の建設に携り、帰国後は荒川放水路工事成功のカギであった岩淵水門を完成させた。
宮本武之輔
青山とともに大河津分水可動堰を建設して越後平野の農民を塗炭の苦しみから救った。
八田與一(よいち)
台湾に烏山頭(うざんとう)ダムを築き、灌漑用水開発に生涯を捧げ、台湾で神のごとく敬愛され続けている。

ギャラリー

パナマ運河
大河津分水
烏山頭ダム

受賞歴

  • 文部科学省選定
  • 第47回科学技術映像祭・文部科学大臣賞
  • TEPIAハイテクビデオコンクール最優秀作品賞・経団連会長賞
  • 第22回土木学会映画・ビデオコンクール最優秀賞
民衆のために生きた土木技術者たち

2005年/ハイビジョン/65分

監修
高橋裕(東京大学名誉教授)
監督
田部純正
撮影
藤崎彰
ナレーション
江守徹
制作
日映企画 中嶋康勝