『明治建築をつくった人びと』コンドル先生と四人の弟子

解説

『明治建築をつくった人びと』コンドル先生と四人の弟子

明治10年に日本政府に招かれ、工部大学校(現・東京大学)造家学科の教授として来日したイギリスの若き建築家ジョサイア・コンドルとその教えを受けた四人の弟子たち辰野金吾(たつのきんご)、曾禰達蔵(そねたつぞう)、片山東熊(かたやまとうくま)、佐立七次郎(さたちしちじろう)の活躍を描いている。

我が国に初めて誕生した第一世代の建築家たちは、近代国家の黎明期に日本の建築と全く異なる西洋建築に取り組み、自力のデザインで新国家の礎を築くことによって、その後に続く大正、昭和、そして現代への道を拓いていった。

映画では、彼らの代表的な作品を中心に、その輝かしい業績を当時の社会背景を交えて紹介します。

ギャラリー

迎賓館
日本銀行本店
日本郵船小樽支店
三井倶楽部
撮影風景
撮影風景

受賞歴

  • 文部省選定
  • 平成11年度文化庁優秀映画賞・短編映画部門優秀映画賞
  • 第38回日本産業映画ビデオコンクール・日本産業映画・ビデオ大賞
  • 第43回日本紹介映画ビデオコンクール・金賞・外務大臣賞・朝日イブニングニュース賞・JAPAN TIMES賞
『明治建築をつくった人びと』コンドル先生と四人の弟子

1999年/カラー/16ミリ/54分

監修
藤森照信(東京大学名誉教授 工学博士)
監督
田部純正
撮影
高橋愼二
制作
日本映画新社