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TAFU継手

高速施工可能な、耐力・剛性を任意に設定できる合理的な継手方法

お客様のメリット

  • 継手のアンカー体の仕様が自在に変更でき、合理的な設計が可能です。
  • セグメント継手の接触部の回転を押さえ、セグメントの目開きを抑制することができます。
  • RCセグメントのみでなく、合成セグメントにも適用が可能です。

技術の特徴

近年、シールド工事用RCセグメントでは、多くの継手にワンパス方式の継手が採用されています。従来製品は、構造仕様が固定され設計の自由度が限定される、コンクリート定着部のアンカー筋が長く設計・製作面での制約を受ける、回転し易い構造のためにセグメント組立時・組立後に目開きが生じ易く、曲げ荷重の作用により耐力が低下するなどの課題がありました。これらの問題を解決するために、「TAFU継手」を開発しました。

合理的な設計が可能
コンクリート定着用のアンカー体を頭付きボルトとして、セグメント継手本体に雌ねじ加工を施すことで、本体とアンカー体を一体化する構造としています。そのため、アンカー体の長さ、径、強度区分などを自在に変更することができ、様々な設計条件に合わせた形で、セグメント継手の剛性(ばね定数)、耐力を設定することが可能となります。また、アンカー体の長さを短くできることで、リング継手や主鉄筋との干渉が避けられ様々なセグメント形状に合わせた配置をおこなうことが可能です。
セグメントの目開きを抑制
継手の雄金物の先端形状をT形とすることで、セグメント継手の接触部の回転を押さえ、セグメントの目開きを抑制することができます。
合成セグメントにも適用可能
頭付ボルトのアンカー体に変えて、ブラケット形式の鉄板部材をボルト接合によりセグメント継手本体に取り付けることで、合成セグメント用のワンパス継手にも適用が可能です。
アンカー筋仕様による荷重・変位関係イメージ図
TAFU継手断面写真

実績・事例

  • 相鉄・東急直通線 羽沢トンネル他工事
    発注者:独立行政法人 鉄道建設 運輸施設整備支援機構
  • 鹿児島3号東西道路シールドトンネル(下り線)新設工事にて採用予定
    発注者:国土交通省(九州地方整備局)