排泥管の摩耗管理システム
泥水式シールドトンネル工事での急速施工と環境改善を実施
お客様のメリット
- 配管の厚みを自動的かつ連続的に計測できるので、常に監視することができます。
- 配管の回転時期や交換時期を予測することができるため、工程遅延リスクを回避できます。
- 配管の厚みを色別に表示することもできます。
技術の特徴
一般的に排泥管の厚み測定は、人が鋼材の厚さ計測器を使用して測定します。長距離シールドの場合、測定ヵ所が広範囲となるため管理が行き届かず配管を損傷させてしまうことがありました。
そこで,排泥管の厚さを自動で連続的に測定し、その測定結果PC等で管理する「排泥管の磨耗管理システム」を開発しました。磨耗管理システムは、①集中監視方式と②分散監視方式の2タイプあります。集中監視方式は、排泥管監視装置を中央管理室のPCと通信ケーブルで接続し中央管理室のモニターで排泥管の厚さを定量的に監視する方式です。分散監視方式は、排泥管監視装置と外部機器の通信を行わないで単独で監視し、排泥管の厚さをパトライトの色で表示し視覚的に監視する方式です。

実績・事例
実際のシールドトンネル工事において実証実験を行いました。
実証実験の結果、集中監視方式、分散監視方式ともに約4ヵ月間にわたり安定した管厚測定ができることを確認しました。

