チャンバー内塑性流動性可視化技術
泥土圧式シールド工法におけるチャンバー内の塑性流動性の良否を直接的に把握
お客様のメリット
- 攪拌翼・固定翼に設置した土圧計の抗力により、チャンバー内の性状を可視化できます。
- 流動性が低い箇所に加泥材を限定的に注入できるため、適切な切羽管理が可能となります。
- 対象地盤の抗力値を入力するのみのため、様々な土質に対応することができます。
技術の特徴

従来、チャンバー内の塑性流動性の良否判定は、人が経験的に切羽土圧の分布状態を見ることで行っていました。今回、チャンバー内の攪拌翼および固定翼に土圧計を装備し、掘削土砂の混練時に撹拌翼、固定翼に生じる抗力を測定することにより、塑性流動性を直接的かつ面的に把握する方法を開発しました。掘進中、常に塑性流動性を確認することができるため、流動性が低い箇所に加泥材を限定的に注入することでチャンバー内の土砂性状を均一化することができ、適切な切羽管理が可能となります。

実績・事例
- 工事名:東京外かく環状道路 本線トンネル(北行)大泉南工事
発注者:中日本高速道路株式会社

