MMST(Multi Micro Shield Tunnel)工法
外殻部を先行掘削し相互に接続した後、内部の土砂を掘削して大断面トンネルを構築
お客様のメリット
- 超大断面の地下空間を非開削で、小土被りでも構築可能です。
- トンネルの形状・寸法を自由に選択でき、多様な断面に対応が可能です。
- 外殻内部の土砂は建設発生土として有効利用が可能なため、建設廃棄物を削減できます。
技術の特徴
MMST工法は、外殻と呼ばれる外側の壁を複数の小型シールド機で掘削し、これらを相互につなぎ合わせた後に内部の土を掘削して、非開削でトンネルを構築する工法です。

- 開削工法と比べて周辺環境保全に優位
- 非開削で矩形トンネルを建設できるため、通常の開削工法と比較して、建設時の騒音や、一般交通の阻害等、周辺環境の保全に有効です。
- 断面の形状・寸法を自由に設定可能
- 外郭の接続部の間隔を調整することで、トンネルの大きさを任意に変えることができます。
- 省スペースで施工でき、建設廃棄物の減量化も可能
- 小型シールド機を使用するため、資機材投入や土砂搬出のための立坑の長さを短くできます。また、外殻内部の掘削は、通常の油圧掘削機を利用できます。
実績・事例
工事名称 | KJ125工区(B)換気洞道工事 | (高負)KJ124工区(4)~KJ132工区(1)トンネル工事 |
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発注者 | 首都高速道路株式会社 湾岸線建設局 | 首都高速道路株式会社 神奈川建設局 |
工事場所 | 神奈川県川崎市川崎区大師河原一丁目地内 | 神奈川県川崎市川崎区大師河原一丁目~殿町一丁目 |
工期 | 1996年3月~1999年11月 | 2000年2月~2010年3月 |
トンネル断面形状 | 矩形 | |
トンネル形状寸法 | 縦15.5m×横13.6m | 縦24.0m×横27.8m |
トンネル延長 | 462m(77m×6) | 5,350m(535m×10) |
最小曲率半径 | 178m | 275m |