空洞充填技術「T-PLUS®工法」
当社が開発した大規模・大水深下でも適用可能な空洞充填技術
お客様のメリット
- 大規模・大水深下でも施工が可能です。
- 各種海洋工事や震災復旧を含む耐震補強工事に使用できます。
- 未充填部を残しにくく品質に優れた工法です。
技術の特徴

T-PLUS®工法とは、大成建設が開発した大規模・大水深下でも適用可能な空洞充填技術です。
本工法で空洞充填材として用いる可塑性※グラウトは、重力を受けて自然に流動するモルタルや流動化処理土とは異なり、空洞部の上方や狭い部分にも押し込まれていくため、未充填部を残しにくいのが特徴です。さらにT-PLUS®工法には、上記の特徴に加えて大規模・大水深下でも対応可能なように下記の特徴を付加しています。
- より長い可塑保持時間を確保するため3液混合型の配合として開発
- 3液を注入直前で効率的に混合するダイナミックミキサーを用いた供給システムを考案
- 混合前の3液状態では粘性が低く、注入直前で混合することで配管での長距離輸送に適した粘度を保持可能
- 充填中は適度な圧力を加えることで隅々まで充填可能
- ※可塑性とは、圧力を加えない状態ではそのままの形を保持しますが、適度な圧力を加えたときのみ流動する性状のことを言います。
漏水対策としての有効性
①一般的な止水注入

②空洞部が存在(モルタル等)

③空洞部が存在(可塑性グラウト)

実績・事例
- トルコ・ボスポラス海峡横断鉄道トンネル
- 東京港臨港道路南北線沈埋トンネル
- 地震に伴う地盤沈下に起因した地下室の漏水箇所充填