T-RESPO構法®
既存超高層建物の制震化構法です。
お客様のメリット
- 既存超高層建物の地震時の揺れを低減することができます。
- 既存の柱・梁を補強することなく、耐震性能を向上させることができます。
- 建物を使用しながらの工事が可能です。
技術の特徴
技術の背景
- 古い時代に建設された超高層建物の中には、長周期地震動を考慮せずに設計されたものもあります。事業継続性の観点から、地震時の揺れを低減し、地震後においてもスムーズな継続使用ができることが、要求されるようになってきました。
T-RESPO構法とは
- T-RESPO構法は、特別なオイルダンパーによって揺れを低減し、既存超高層ビルをやさしく守ります。通常のオイルダンパーをあとから入れるとそのまわりの柱・梁の補強が必要になります。T-RESPO構法は軸力制御オイルダンパーを用いるため、柱・梁を補強することなく溶接などの火気を使用する工事も不要で、建物を使用しながらの工事が可能です。
また、通常の地震に対しても効果がありますので、中低層建物の制震補強にも適用できます。
軸力制御オイルダンパーの仕組み
- 建物の変形が一定以上の大きさになると、オイルが多く流れ、ダンパーに力が働かない仕組みになっています。そのため大地震時に周辺架構に作用する付加応力を小さくすることができ、既存の柱や梁の補強が不要となります。
実績・事例
社外表彰
- 日本建築学会賞(技術):2010年4月16日 (一社)日本建築学会 ほか3件