開放性の高いユニット型特別養護老人ホーム
隣接する空間の様子がわかる壁の工夫が、簾(すだれ)入り木製フィックス窓です。
お客様のメリット
- ユニットの独立性を保つための壁に開放性をもたせ、視覚的空間を広げる効果があります。
- 隣接する空間の様子がわかるため、夜間時の2ユニット1名の介護職員配置に有効です。
技術の特徴

- ユニットケアの観点から、各々のユニットは独立し、相互に行き来できない様にすることが求められました。
一方、昼間の職員の人数は1ユニット(10名以下)で1名以上、夜間時は2ユニットで1名以上と法で定められているため、特に夜間時の場合に1名で2ユニットの対応となっても、見守りができる工夫として、建築的に何かできるのではないかと考案されたのが、この簾入り木製フィックス窓です。 - 壁が防煙区画壁となるため、垂壁H500を設けています。
実績・事例
簾(すだれ)入り木製フィックス窓
2つのユニット間の仕切りを行き来の出来るドアとするのではなく壁とするものの、視覚的なつながりを確保するために、一部に固定の簾を入れ、清掃性を考慮しガラスで挟み込み、上部はガラス入り防煙垂壁とすることで、入居者にとっては視覚的なつながりが生まれ、介護にとってはお互いのユニットの様子を感じることが可能となり、見守りがしやすいといった安心感が増します。

