クローラドリルの穿孔エネルギーによる岩級判定
穿孔エネルギーにより地山内部を可視化
お客様のメリット
- インテリジェントクローラドリルで取得した穿孔エネルギーにより岩級判定ができます。
- 地山内部の岩盤状況を3次元で可視化できます。
- 地質の3Dモデルを活用し材料採取率を向上できます。
技術の特徴
穿孔エネルギー評価法(T-iBlast DAM)は、クローラドリル穿孔時のエネルギーから地質を判定する技術と、GNSS等による測位ガイダンス技術を融合したシステムです。穿孔作業を細かい間隔で行い、穿孔エネルギーから、あらかじめ設定した良材と廃棄材の閾値により、掘削ベンチ内部の地質を3Dモデルで見える化します。これにより事前に廃棄岩の量を把握するとともに、合理的な掘削ズリの搬出計画を立てることで廃棄岩の混入を防止し、材料の採取率を向上することができます。導入した五ケ山ダム原石採取工事では約13%の採取効率の向上を確認しました。また、マシンガイダンス機能により、オペレーターはモニタで削孔の位置・角度・深度を常時確認できるため、測量作業や深度確認が不要になり、作業人員を削減する事ができます。(掘削100m3当たり:普通作業員1人を省人化)
穿孔エネルギー解析結果による3D地山評価



実績・事例
- 五ケ山ダム原石山
- 成瀬ダム原石山
- インテリジェントクローラドリルを用いたダム骨材製造工事の合理化
大成建設技術センター報 第 49 号(2016 年)