連続地中壁構築工法
「TUD工法」
山留め壁、地下外壁、壁杭などを一体化した独自の連続地中壁構築工法です。
お客様のメリット
- 山留め壁、地下外壁、壁杭を一体として構築することで、建物外周の空間を有効に使えます。
- 壁杭の採用により、超高層や長大スパンといった高軸力建物の設計が容易になります。
技術の特徴
機能

TUD工法で構築した連続地中壁は、山留め壁・地下外壁・耐震壁・壁杭としての機能を有しています。TUD工法で構築した地中壁と後から構築する躯体を一体の構造体として設計できます。
継手
鉛直継手(エレメント間の継手)は必要性能に応じて選択します。2017年に、従来の一体型、単独型に加え、施工性に優れたカッティング型(T-Scutジョイント)を開発しました〔下表〕。T-Scutジョイントの採用により、鉛直継手の製作・施工手間は従来の1/10になり、地中連続壁全体コストのおよそ10%を削減できます。また、鉛直継手部の品質トラブルを抑制し、信頼性の高い継手を構築できます。

実績・事例
トミンタワー台場Ⅰ番街
1999年竣工。高さ100mの超高層マンション。外周4面の杭を壁杭とした事例。
大手町タワー
2014年竣工。高さ200mの超高層ビル(オフィス・ホテル)。山留め壁・地下外壁・壁杭を一体とした事例。
JRゲートタワー
2017年竣工。高さ216mの超高層ビル(オフィス・ホテル他)。外周・内部に二重に壁杭を配置した事例。



社外評価:日本建築センター 技術評定取得(BCJ評定-FD0568-01) 2017年6月30日