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美術館・博物館における空気環境対策技術

迅速な材料評価と空気循環浄化装置により文化財の適切な保存環境を構築します。

お客様のメリット

  • 文化財を収蔵、展示する空間の適切な保存環境を構築します。
  • 文化財に有害なガスが少ない清浄空間を提供します。
  • 計画時、施工時の対策により清浄な空気環境を早期に実現します。

技術の特徴

美術館・博物館等の文化財を収蔵、展示する施設では、建物に用いるコンクリートや仕上げ材からのアンモニアをはじめとする各種ガス発生により、文化財に変色などを生じる恐れがあります。これまでは有害なガスの濃度低減を図るため長期間の枯らし期間を設ける必要がありましたが、より短い期間で美術館・博物館等に適した空気環境を構築します。

有害ガス発生が少ない材料を選定

従来材料選定に用いられてきた小形チャンバー法に比べ、簡易にガス発生量をできます。本技術は短期間でガス発生の少ないコンクリートプラントの選定や仕上げ材の評価が可能です。そのため、使用するすべての材料の事前評価も可能となります。

空気循環浄化装置により有害なガスを低減

施工段階で使用する仮設ファンとガス吸着材を組合せた空気循環浄化装置を開発しました。ガス吸着材を設置するフィルターは空気透過性が高く作業環境の塵埃等による目詰まりの発生を回避できます。従来の仮設ファンとダクトを組合せ方法の課題であった外気導入による結露発生リスクやダクト伸長による作業性低下なく、展示室等における適切な空気環境の構築、保持が可能となります。

ガス発生量測定による材料選定
ガス発生量測定による材料選定
空気循環浄化装置
空気循環浄化装置
ガス吸着材
ガス吸着材

実績・実例

大倉集古館(改修)
大倉集古館(改修)
SOMPO 美術館
SOMPO 美術館
藤田美術館
藤田美術館