次世代油圧ショベル
「T-iROBO® Excavator」
掘削とダンプトラックへの土砂の積込み作業を自動で行います。
お客様のメリット
- 自動で積込み作業を行えるため、生産性を向上させることができます。
- 掘削するピット内の土砂形状に依存せずに安定して掘削を行うことができます。
- 掘削軌跡を自動補正するため、重機の浮き上がりやエンストを防ぎます。
技術の特徴
「T-iROBO® Excavator」は作業開始のボタンを押すだけで、自動ピット内の土砂を掘削し、ダンプトラックに積み込みます。従来の遠隔操作も可能です。
掘削・積込み作業の自動化

「T-iROBO® Excavator」に設置されているステレオカメラは、掘削毎にピット内をセンシングすることで土砂がある場所とその高さを把握します。そして、それに合わせて適切な掘削を行うことができます。これにより、ベルトコンベア等で土砂が投入されたり、掘削することにより土砂が崩れたりして、土砂の形状が変化したとしても、安定した掘削・積込み作業を行うことができます。
圧力制御による掘削軌跡の自動補正(圧力フィードバック制御)
土砂掘削作業において、バケットの差し込みが深すぎたり、土砂が想定よりも重かった場合、土砂に引っ張られて機体の後方が持ち上がったり、エンジンがストールしてしまうことがあります。「T-iROBO® Excavator」はバケットヘッドエンドシリンダ圧力を計測するセンサが取り付けられており、その圧力が大きくなると目標掘削軌跡を自動で上方に補正します。これにより、掘削中の浮き上がりやエンストを防ぎ、安定した掘削をします。
実績・事例
2台のダンプトラックを交互に積込場所へ付け、ベルトコンベアで土砂を供給しながら「T-iROBO® Excavator」を連続稼働させて、このシステムの能力検証を行いました。同じ環境で人間が操作した時と比べて、1時間当たりの積込量は約66%の能力を発揮しました。その他の項目に関しては有人と同程度の結果が出ており、有人操作と遜色なく積込み作業を行うことができます

